家庭の数だけこだわりがある「家カレー」。使う食材や具材の切り方、ルーの種類や濃さ、隠し味に至るまで、家庭によってさまざまです。
そこでオールアバウトはカレーに使うお肉に注目してアンケートを実施。今回は全国の男女500名に聞いた「カレーに使用する肉といえば?」のアンケート結果を発表します。
※アンケートは全国各地500名を対象に実施
※男女比:男性 121名/女性 373名/回答しない 6名
※年齢比:10代 5名/20代 82名/30代 191名/40代 131名/50代 75名/60代 15名/70代 1名
東は「豚肉」、西は「牛肉」
こちらに示したのは「カレーに使用する肉といえば?」の回答結果を、回答者の居住地に基づいて東日本と西日本に分けて集計したものです。
上のグラフから分かるように、東日本ではカレーの肉といえば圧倒的に「豚肉」。次点は「鶏肉」で25%、「牛肉」はまさかの17%という結果になりました。
一方で西日本は「牛肉」が多数派で41%。東日本では圧倒的だった「豚肉」は31%にとどまり、東西で「豚肉派」と「牛肉派」の勢力が大きく逆転しました。
古くからお肉といえば「東は豚肉、西は牛肉」といわれていますが、食が多様化している現在においても「家カレー」はこの文化を踏襲し続けているといえそうです。
東の多数派「豚肉派」の意見
豚バラ肉を使い、電気圧力鍋で調理します。(千葉県・40代)
豚ひきで肉団子を入れるがつなぎに卵を使う。キャベツを短冊切りにしてかなり入れる。(神奈川県・30代)
なじみのあるお肉というだけでなく、価格の安さや調理の手軽さからも支持を集めた「豚肉」。同じ「豚肉派」とはいえ、使用する部位や調理法にそれぞれこだわりがあるのも「家カレー」ならではです。
西の多数派「牛肉派」の意見
牛肉はサイコロ状のものと、バラ肉の両方を使う。(滋賀県・40代)
牛すじ肉をことこと煮込んで柔らかくする。(大阪府・30代)
「牛肉派」の意見の中には「できれば高級肉を使用したい」「肉は牛肉に限る」といった、お肉への熱いこだわりを感じる意見が見られました。
東でも西でも一定の支持を集めた「鶏肉派」
カレーに入れるお肉は手羽元にして、美味しい出汁が出るようにすることがこだわりです。(神奈川県・40代)
使う肉を鶏肉にしてヘルシーにする。(静岡県・40代)
東日本で25%、西日本では22%の支持を集めた「鶏肉派」。価格の安さやヘルシーなイメージからカレーのお肉として選ぶ人が多いようです。
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