転職活動中の20代が「退職を決めた理由」……3位は「入社前に聞いていた条件と違った」、2位「人間関係」、1位は?
第二新卒として転職活動中の20代男女1688名を対象に実施した、2021年3月~6月の直近3カ月の就職/転職活動についての実態調査結果により、就職/転職活動でコロナ禍の影響を受けていると感じる項目や退職を決めた理由などが明らかになりました。
UZUZ(ウズウズ)は7月16日、20代の若者向けに実施した、就職/転職活動に関する実態調査結果を発表しました。第二新卒として転職活動中の20代男女1688名(既卒者:747名、第二新卒者:941名)を対象に、2021年3月31日~6月22日の期間でインターネットにより実施。調査では、第二新卒を「正社員や契約社員として3年以内の就業経験がある20代」と定義しています。
退職を決めた理由、1位は「将来の目指す方向に近づくため」
第二新卒として転職活動を行う人のうち、退職を決めた一番の理由として挙げられた1位は、「将来の目指す方向に近づくため(18.1%)」。次いで、2位が「人間関係がよくなかったため(11.2%)」でした。3か月前の前回調査で6位だった「入社前に聞いていた条件と違っていたため(9.8%)」は、今回の調査では3位。オンライン中心の選考ということも、影響しているのかもしれません。
コロナ禍によって就職・転職意欲が向上した人も
コロナ禍による就職活動への意欲の変化は、既卒者25.0%、離職者(第二新卒)23.0%、在職者(第二新卒)の33.8%が「意欲が上がった」と回答しました。「リモートワークが進むなど自由で働きやすい環境が整備されてきたから」「コロナで仕事が減る中で、会社に頼ることなく自分の価値を上げる必要性を感じたから」など、コロナ禍による自身のスキルアップや希望とする働き方の変化、現状への危機感が背景にある人が多くみられました。また、「募集が少なくなっているため、本気でやらないと良い結果にならないから」というコメントも見られました。
就職・転職活動中に感じる新型コロナウイルスの影響は?
コロナ禍による仕事選びの条件の変化について、「特に変わっていない」の回答に次いで多かったのは、「リモートワーク可能な企業を希望するようになった」。既卒者16.5%、離職者(第二新卒)17.2%、在職者(第二新卒)23.5%と2割前後の人が回答しました。
また、 就職活動中の人のうち、コロナウイルスの影響を感じることが「ある」と回答した人は既卒の61.2%、第二新卒の52.9%でした。
就職活動中に感じるコロナの影響……既卒では「応募できる求人数が減っていると感じる」が最多に
就職活動におけるコロナウイルスの具体的な影響について、第二新卒は「選考フローにポジティブな変化があると感じる(WEB面接の導入など)26.5%」が最も多く1位。4人に1人が前向きな変化を挙げていることがわかりました。
既卒では「応募できる求人数が減っていると感じる」との回答が最多となり、約3人に1人がマイナスな影響をより強く感じているようです。「選考の難易度が上がっているように感じる」と回答した第二新卒は、前回より4.3%減少した一方、既卒は前回比4.1ポイント増加していることからも、就職活動に苦戦している既卒は依然として増加傾向にあるようです。
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