解体が予定されている中銀カプセルタワービルの保存・再生プロジェクトが始動。美術館展示や宿泊施設に「再活用」されます。
メタボリズム思想の代表的建物がついに解体へ
中銀カプセルタワービルは、1972年に竣工。メタボリズム思想の建物として国内外問わず人気が高いビルです。
しかし、約35年間大規模修繕が行われておらず、建て替えかカプセルの交換かの議論が繰り返されてきました。
2021年3月、ついに管理組合で敷地売却が決議。現在は住人の退去と区分所有のカプセル売却が進んでいます。
美術館展示に再活用! 宿泊施設として「泊まれるカプセル」も
解体を前に、メタボリズムのコンセプトを引き継いで次に繋げるためのプロジェクトが始動。カプセルを取り外し、黒川紀章建築都市設計事務所の協力のもとで改修を行い、再活用します。
再生したカプセルの一部は、希望する国内外の美術館や博物館に寄贈。展示によりメタボリズムの思想を伝えていきます。
さらに、宿泊しなければわからないカプセルの魅力も知ってもらうため、複数企業と協業して「泊まれるカプセル」を全国で展開予定。
中銀カプセルタワービルの設計思想を後世に伝えていく保存・再生プロジェクト。ぜひ注目してみてはいかがでしょうか。
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