男性育休を取得しなかった理由……3位「必要性を感じなかった」2位「収入を減らしたくなかった」、1位は?

エバーセンスは「男性育休」に関するアンケート結果を発表しました。調査対象は同社サービスの利用者563人です。男性育休を取得しなかった理由1位は「職場の理解がなかった」。男女ともに育休を取得したら期待することは「子育ての大変さを共有」でした。

出産や育児についてのサービスを展開するninaruシリーズの運営会社・エバーセンスは「男性育休」に関するアンケート結果を発表しました。調査期間は5月21日~6月13日で、対象はninaruシリーズの利用者563人(男性196人・女性367人)です。
 

男性育休を取得しなかった理由1位は「職場の理解がなかった」

40.1%の人が「職場の理解」を得られず、男性育休の取得を断念

「男性育休」を取得しなかった理由は「職場の理解がなかった」(40.1%)が最多で、次いで「収入を減らしたくなかった」(19.9%)、「必要性を感じなかった」(16.2%)と続きました。

男性育休を取得しなかった人からは「昇進したばかりだった」「人員に余裕がなかった」「前例がなかった」などの声が集まりました。
 

男性育休の取得に効果的だと思うのは「上司や同僚の理解・サポート」

「上司や同僚の理解・サポート」が男性育休の取得に効果的か

男性の育休取得に効果的なことは「上司や同僚の理解・サポート」(77.2%)が最多で、次いで「職場の積極的な推進」(68.6%)、「収入の保障を手厚くする」(52.9%)と続きました。

職場に「男性育休」の取得をサポートする体制があり、収入への不安も払拭できれば育休を取りやすくなるでしょう。
 

男女ともに育休を取得したら期待することは「子育ての大変さを共有」

育休を取得したら期待することは、男女ともに「子育ての大変さを共有」が最多
 

夫婦で育休を取得できた場合に期待することは「子育ての大変さを共有」で、男女ともに最多でした。また、男性は女性よりも「子育ての楽しさを共有」(60%)を重視しているという結果に。一方で、女性は男性よりも「自分一人の時間が持てる」(25.6%)を期待していることがわかりました。

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