目玉焼き、どんな風に作ってますか?
キユーピーが発表する『たまご白書』の調査でも「好きな卵料理」4年連続1位に! まさに不動の人気を誇る目玉焼きですが、本当に美味しい作り方は何なのか、気になりますよね。
そこで今回は、キユーピータマゴ株式会社で卵のスペシャリスト「五ツ星タマリエ」でもある児玉大介さんに、究極の目玉焼きの作り方を教えてもらいました!
1. 卵を常温に戻す
卵の温度が低いと、加熱に時間がかかって焦げやすくなるため。時間がない場合は、35℃くらいのぬるま湯につけると簡単に常温に戻すことができます。
ただし、菌が繁殖しやすいため再冷蔵はNG。その調理で使い切ってください。
2. フライパンに油をひき、中火で約1分加熱する
手をかざして温かく感じるまで。油が多くなってしまった場合はキッチンペーパーでふきとります。
3. ボウルに卵を、低い位置から優しく割り入れる
フライパンに直接割り入れるのはNG。卵黄は、卵黄球と呼ばれる小さな球状のものが集まってできていて、割り入れた衝撃で卵黄球が壊れると加熱して固まった際に食感が悪くなってしまうからです。
また、卵を割る際は、中に殻が入らないように平らなところで割るのがポイントです。
4. 熱したフライパンに、卵を優しくボウルから移す
卵黄球を壊さないよう、優しく低い位置から落とし入れます。
5. フライパンを濡れ布巾の上に移して約5秒間キープする
卵を割り入れてすぐ、フライパンを濡れ布巾の上に移して約5秒間キープ。フライパンの温度を下げることで、黄身に火が入る前に白身に火が入りすぎて底面が焦げついてしまうのを防ぎます。
6. 弱火で約4分加熱する
フライパンを火に戻して、そのまま蓋をせずに弱火で黄身にゆっくり熱をかけて焼きます。
7. 完成!
白身はフチが少し焦げていてカリッと、黄身は半熟でとろっと。まさに究極の目玉焼きが完成!
児玉さんいわく「個人によって好みは異なりますが、私の場合は、これが究極の目玉焼き」だそうです。ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
「五ツ星タマリエ」 児玉大介さん
小学校の自由研究以来、生物(特に鳥・卵)が大好きに。名古屋大学で卵の研究に没頭し、 卒業後も卵に関する仕事がしたいという想いでキユーピーに入社。 卵商品の製造や研究に従事し、現在はキユーピータマゴ株式会社 経営企画室にて、 卵の魅力の啓発活動を推進中。卵の魅力をもっと多くの方々に知っていただくために、 昨年「五ツ星タマリエ」の資格を取得。卵の魅力を探究し発信している。
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