第一三共ヘルスケアは、熱中症に関する知識やその予防法を啓発するため、全国の20代以上の男女500名を対象に「感染症対策と熱中症に関する調査」を2021年4月2~5日に実施しました。マスク着用などの新しい生活様式導入により、「マスク熱中症」などの問題が発生する中、どのような調査結果になったのでしょうか。
外出時、 4人中3人が暑くても「人目を気にしてマスクを外せない」
暑いと感じるときでも、「人目を気にしてマスクを外せない」と回答した人は4人中3人という結果に。外出時、「暑いと感じるときでも、人目が気になってマスクが外せない」人が74.8%と、暑くても多くの人が外出時にマスクを外してはいけないと思っていることが分かりました。
しかし、厚生労働省が作成した「『新しい生活様式』における熱中症予防行動のポイント」によると、2m以上の距離を保っていれば、必ずしもマスクを着用しなくともよいと記載されています。医師も「夏の暑い時期にマスクをして外出するときは、人との距離が保てる場所を探して、適度にマスクを外すことも、熱中症のリスク軽減のために必要です」と注意を促しています。
9割以上が「ワクチン接種後もマスク着用を継続」
次に「ワクチンを接種したらマスクは着用しないか」と調査したところ、「マスクを着用しない」と回答した人はわずか9.6%でした。9割以上(90.4%)の人ががワクチンを接種後もマスク着用を継続する意向を示しています。しかし、夏になり気温が上がっていくにつれて「マスク熱中症」の懸念もあります。医師によると、これを防ぐためには時間を決めて適切な水分補給が大切とのことです。
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