2017年12月10日、関東学生陸上競技連盟より、2018年1月2日、3日に行われる、第94回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)に出場する、20大学と関東学生連合チームの出場選手登録(エントリーメンバー)が発表されました。
 

今回は10月に行われた箱根駅伝予選会を突破した10校と関東学生連合チームの展望と注目選手をあげていきます。なお、昨年の戦力と比較するために、卒業生の名前も紹介します。
 

帝京大学(2017年実績:箱根11位、予選会1位、全日本8位)

■卒業生:2区8位内田、8区11位宇佐美、10区19位加藤
 

■見どころ
前回は終盤でシード権争いから脱落も、多くの区間で1桁順位を記録。10月の箱根駅伝予選会では畔上和弥選手(3年)が日本人トップでゴールし、首位通過に大きく貢献。続く全日本では、箱根駅伝シード校と渡り合い、8位と健闘した。
 

■注目選手:畔上和弥選手(3年)
予選会では日本人トップでゴール。全日本5区3位。2017年箱根4区7位。今回は2区で登場か。
 

大東文化大学(2017年実績:箱根12位、予選会2位、全日本14位)

■卒業生:3区6位下尾、6区6位鴇澤、7区9位鈴木
 

■見どころ
昨年の箱根駅伝予選会は首位通過。今年は主力を欠きながら、2位通過している。全日本は予選会3週間後ということもあり、14位と振るわず。箱根駅伝では主要区間経験者が多く、今回も順調にエントリーされたため、上積みに期待。
 

■注目選手:奈良凌介選手(2年)
2017年箱根5区19位。全日本5区10位。前回より走力はあがっており、「山の大東」の復活の鍵を握る選手。
 

中央大学(2017年実績:予選会3位)

■見どころ
前回の箱根駅伝予選会で連続出場が87回で途切れたが、今年の予選会では3位通過を果たす。日本インカレ1500m覇者の舟津彰馬主将(2年)、一般入試で入学・入部した中山顕選手(3年)、全国高校駅伝優勝の実績を持つ畝拓夢選手(1年)ら、多彩なメンバーが揃う。
 

■注目選手:堀尾謙介選手(3年)
箱根駅伝経験者が少ないチームにとって、前回関東学生連合チームの2区を担った経験は大きい。今回は2区か3区で登場か。
 

山梨学院大学(2017年実績:箱根17位、予選会4位、全日本9位)

■卒業生:1区20位伊藤、4区16位上村、6区14位秦、8区18位小山、10区20位熊代

■見どころ
前回大会はインフルエンザがチーム内で蔓延、主力が欠場した影響により、シード権を失った。予選会でも主力が揃わず、首位通過候補も4位通過にとどまった。主力はシード校と遜色ないため、1区で上位につけてニャイロ選手(3年)で貯金を作りたい。
 

■注目選手:永戸聖選手(3年)
2017年箱根3区9位。全日本2区10位。10000m記録挑戦会では力強い走りをしており、28分30秒59を記録。
 

拓殖大学(2017年実績:箱根14位、予選会5位)

■卒業生:4区6位宇田、8区16位新井
 

■見どころ
今季は予選会5位通過。エースのデレセ選手(3年)は故障の影響によって本領を発揮できなかったが、チームは予選会5位通過という結果で、評価があがっている。前回経験者が7名エントリーされ、過去最高順位(7位)の更新も狙える。
 

■注目選手:戸部凌佑選手(3年)
2017年箱根5区11位。予選会ではチームトップの15位。2度目の5区で大きくジャンプアップを狙う。
 

國學院大學(2017年実績:箱根16位、予選会6位、全日本11位)

■卒業生:1区11位細森、2区16位蜂須賀、4区19位稲毛、5区17位市川、10区18位鈴木
 

■見どころ
今季は全日本大学駅伝予選会を3位、箱根駅伝予選会を6位で通過。毎年4年生が主力でありながら、安定して走力を伸ばし、予選を通過している。今回も4年生が全大学最多タイの8名エントリーされている。
 

■注目選手:向晃平選手(4年)
全日本2区13位。箱根駅伝を走ったことがない主将は、最初で最後の箱根駅伝出場を目指す。
 

国士舘大学(2017年実績:箱根20位、予選会7位)

■卒業生:1区19位石井、9区16位餅崎、10区16位渡部
 

■見どころ
前回は1区から苦しい展開で20位に終わり、今回は当時の出場選手6名がエントリーされた。箱根駅伝未経験の高田直也選手(3年)なども台頭しており、まずは往路から流れに乗りたい。
 

■注目選手:住吉秀昭選手(3年)
全日本4区8位(全日本大学選抜チームで出場)。2017年箱根2区20位。チームのエースは今回も2区が濃厚。
 

城西大学(2017年実績:予選会8位、全日本13位)

■見どころ
前回はまさかの予選落ちだったが、1年で本選へ返り咲いた。関東インカレ・ハーフマラソン4位の金子元気選手(3年)、全日本4区区間賞の菅真大選手(4年)らで往路から食らいつきたいところ。
 

■注目選手:菅真大選手(4年)
全日本ではエース区間の4区で区間賞。10000m記録挑戦会では仕掛けどころを見極め、終盤にペースアップし、28分35秒56を記録。他校のエースと渡り合える結果を残した。
 

上武大学(2017年実績:箱根15位、予選会9位)

■卒業生:2区17位東、4区14位上田、5区2位森田、6区16位馬本、10区11位佐藤
 

■見どころ
前回は往路8位も、総合では15位。今季は予選会でも苦戦が予想されたが、得意の「集団走」と呼ばれる戦法で常連校の日大や明大を退け、予選会9位通過。現役時、5区のスペシャリストだった近藤監督の5区の人選にも期待したい。
 

■注目選手:坂本佳太選手(4年)
2017年箱根1区10位。予選会個人10位。10000m記録挑戦会で28分43秒91を記録。今回出場すれば、4年連続の箱根駅伝出場となる。
 

東京国際大学(2017年実績:予選会10位)

■見どころ
前回は予選敗退。今回は予選会10位通過も、主力のスタンレイ選手(4年)、伊藤達彦選手(2年)は他校の主力と渡り合える実力を持つ。実業団を経て入学した渡邊和也選手(1年)、2016年箱根駅伝5区7位の実績がある濱登貴也選手(4年)が復調すれば、往路でシード権争いに加われる布陣が組めそうだ。
 

■注目選手:濱登貴也選手(4年)

2016箱根5区7位。今回も5区であれば大きなアドバンテージとなるだろう。
 

関東学生連合チーム

■見どころ
予選会敗退校のなかから、本選出場経験がない選手たちで選考されたチーム。近藤秀一選手(東京大3年)は3度目の連合チーム選出で初出場を狙う。田部幹也選手(桜美林大3年)が出場すれば、桜美林大の選手として、初の箱根駅伝ランナーとなる。
 

■注目選手:相馬崇史選手(筑波大1年)

高校駅伝の強豪・佐久長聖高校(長野県)出身。筑波大には一般入試で入学。高校時代よりロードに強く、また登りも強いとの報道もあり、2018年箱根駅伝では5区に出場予定。
 

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