11日の「山の日」から連休となる企業も多いのではないでしょうか。共同通信によると、お盆をふるさとや行楽地で過ごす人たちの帰省ラッシュが10日に始まったようです。一般的にどれぐらいの休みがあり、帰省ラッシュのピークはいつあるのでしょうか?混雑時の対処法についても紹介します。
一般的にお盆の期間はいつ?
お盆は、正式には「盂蘭盆会(うらぼんえ)」といい、旧暦の7月15日を中心に行われる先祖供養の儀式。多くは8月13日から16日までを「盆」の期間となりますが、お盆の期間は地方によってさまざまで、7月に行う地域もあります。
実際にお休みの期間はどれくらい?
今年の実際のお休みはどれぐらいなのでしょうか。
ソニー損害保険の「2017年 お盆の帰省に関する調査」(※)によると、全回答者1,000名の今年のお盆休みの日数は、「5日」が21.3%で最も多く、「3日」(18.6%)や「6日」(12.2%)、「10日以上」(11.0%)に回答が分かれ、お盆休みの平均日数は5.0日だと言います。
「6日以上」のお盆休みが取れる方の割合は、およそ3人に1人(34.8%)で、過去の調査結果(2013年~2016年)と比較すると、山の日が木曜日だった昨年(2016年26.3%)よりも8.5ポイント高く、2013年以来最も高い結果だったそうです。
※2017年6月23日~6月29日の7日間、自家用車を所有して自分で運転をする20代~50代で、「今年のお盆に帰省する予定がある」男女に対してインターネットリサーチで実施、1,000名の有効回答があった
お盆の帰省ラッシュのピーク
お盆の帰省ラッシュのピークは以下の通りとなっています。
■下りのピーク
国内線、鉄道、高速道路:8月11日(金)
■上りのピーク
高速道路:8月14日(月)
鉄道 :8月15日(火)
国内線 :8月15~16日と8月19~20日に分散する
高速道路の渋滞…長距離ドライブに要注意!
なお、高速道路での渋滞が予想されています。事前の準備次第では回避が可能な場合もあるといいます。また、長距離ドライブではトラブルに見舞われる場合もあります。JAFは2016年(お盆)のロードサービス救援依頼内容(二輪・四輪)を発表しており、高速道路のトラブルは、タイヤのパンク、バースト、エア圧不足(35.7%)が1位だったといいます。
All Aboutの車ガイドである塚田勝弘さんは「せっかくの楽しいドライブを台なしにしないためにも、トラブルに見舞われない対策を念入りにして」と述べています。
参照:
2017年のお盆休み、高速道路の渋滞予測!ピークはいつ?対策は?
海外で過ごす方は、余裕をもって行動を!
成田空港によると、お盆・夏休み期間にあたる2017年8月10日(木)~8月20日 (日) 11日間における国際線の旅客動向を発表しています。これによると、2016年夏以降における新規就航や増便があったことから前年同期比107.2%と推計され、ハワイなどのリゾート路線や、韓国、香港など近距離路線が比較的人気だそうです。
- 出国ピーク8月11日(金)
- 入国ピーク8月20日(日)
飛行機の旅ガイドの飾磨亜紀さんは、混雑時に空港を利用する際は「なによりまず大事なのは、通常よりも時間に相当の余裕を持って行動すること」と述べています(参照:空港の混雑、対処法は?)。