夏休みに増えるクルマのトラブルとは?

タイヤトラブル
お盆時期の高速道路のトラブルで1位のタイヤ関連。タイヤの確認やエアチェックである程度防げるはず(写真:JAF)

長距離ドライブが増える夏場は、高速道路上でパンクなどの故障車が止まっていることを見かけることが多い。故障による緊急時なので致し方ないとはいえ、高速道路などの路上で停車すること自体、事故を引き起こすリスクも生じる。せっかくの楽しいドライブを台なしにしないためにも、トラブルに見舞われない対策を念入りにしておきたい。
 

JAFによる、2016年(お盆)のロードサービス救援依頼内容(二輪・四輪)を見てみると、高速道路のトラブルは、1位がタイヤのパンク、バースト、エア圧不足(35.7%)。
 

2位が燃料切れ(10.95%)、3位が事故(6.63%)、4位が過放電バッテリー(5.59%)、5位が発電機/充電回路(3.17%)と続いている。
 

一般道路では、1位が過放電バッテリー(29.86%)。2位がタイヤのパンク、バースト、エア圧不足(15.71%)、3位がキー閉じ込み(8.18%)、4位が落輪・落込(6.42%)、5位が破損/劣化バッテリー(6.31%)と続いている。
 

■JAF「2016年(お盆)のロードサービス救援依頼内容(二輪・四輪)」

  • 高速道路のトラブル

1位:タイヤのパンク、バースト、エア圧不足(35.7%)
2位:燃料切れ(10.95%)
3位:事故(6.63%)
4位:過放電バッテリー(5.59%)
5位:発電機/充電回路(3.17%)

  • 一般道路のトラブル

1位:過放電バッテリー(29.86%)
2位:タイヤのパンク、バースト、エア圧不足(15.71%)
3位:キー閉じ込み(8.18%)
4位:落輪・落込(6.42%)
5位:破損/劣化バッテリー(6.31%)

 

「高速道路に乗る前にガソリンスタンドへ」が無難

高速道路のトラブルで圧倒的に多いタイヤ関連は、出発前にタイヤ(表面やサイド)を確認し、持っていればエアゲージで空気圧のチェックをしたい。あるいは、高速道路に乗る前に給油し、ガソリンスタンドで空気圧のチェックすることで、1位と2位はかなり防げるはずだ。
 

また、2位の「燃料切れ」は、ドライバーが少し注意するだけで防げるのでは? という声もありそうだが、近年はガソリンスタンドの閉鎖が相次いでいるだけに、ロングドライブに備えて早めの給油を心がけよう。
 

過放電バッテリー(バッテリー上がり)は、自分で電圧などのチェックが可能だが、給油、空気圧の確認とともにガソリンスタンドなどで点検してもらうのもいいだろう。バッテリーは消耗品だということを忘れないでおきたい。
 

油断禁物。ゲリラ豪雨などによる水害リスクにも注意を

判断ミス
アンダーパスなどの低い位置にある道路でクルマの冠水、浸水で多いのが「行けそうに思えた」という判断ミス(写真:JAF)

 

ほかにも、ロングドライブに限らないが、夏場はゲリラ豪雨や台風などにより、アンダーパスなど低い位置にある道路が冠水し、クルマの冠水、浸水といったリスクが年々高まっている。
 

クルマの渡河水深限界は、車種により異なるが、JAFによると水深30cmの場合、SUVの日産エクストレイルはもちろん、セダンのトヨタ・マークⅡでもクリアできたものの、水深60cmになるとセダンはエンジン停止で走行できなくなったという。
 

■JAF(クルマが水没!!水深何cmまで運転席ドアは開くか?(セダン)

 

■冠水路走行テスト(SUVタイプ)【JAFユーザーテスト】


また、速度も重要な要素。10km/hで水深60cmをクリアできたSUVも30km/hになるとわずか10mでエンジンが停止。深さと速度により異なるものの、行けそうだからと突っ込んでしまうと、前にも後にも進めなくなり、浸水、もしくは冠水となってしまう可能性がある。
 

熱中症対策も忘れずに

そのほか、とくに夏場は車内でも熱中症になるリスクが高くなるし、子どもやペットなどの車内置き去りも絶対に避けたいところ。万全の対策を施して後悔先に立たずということは避けたいものだ。
 

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