1杯86kcalの「寒天らーめん」、直径24mの日本最大級の木造水車も。岐阜県恵那市「道の駅おばあちゃん市・山岡」

岐阜県恵那市、寒天の生産量が全国の約8割を占める山岡町にある「道の駅おばあちゃん市・山岡」。特産の細寒天をそのまま麺にした寒天らーめんと、直径24mの日本最大級の木造水車が名物の道の駅を詳しく紹介します。(サムネイル画像:「道の駅おばあちゃん市・山岡」公式Webサイトより)

「道の駅おばあちゃん市・山岡」公式Webサイトより
「道の駅おばあちゃん市・山岡」公式Webサイトより
ラーメン1杯が86kcal。岐阜県恵那市の「道の駅おばあちゃん市・山岡」で食べられる「寒天らーめん」は、山岡町特産の細寒天をそのまま麺に使っています。この山岡町、実は寒天の生産量が全国の約8割を占める日本一の産地。そしてもう一つの名物が、直径24mという木造水車として日本最大級の巨大水車です。

数ある道の駅のなかから、All About ニュース編集部が選んだ1軒を紹介します。舞台は岐阜県です。

※2026年7月時点で、Googleクチコミの平均評価が3.5以上の道の駅を紹介しています

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「道の駅おばあちゃん市・山岡」は小里川ダムに隣接。水没した水車群が巨大水車の由来

名称は、高齢者の生きがいづくりとして始まった日曜朝市に由来します。売店には特産の細寒天をはじめ、新鮮な野菜や米、おばあちゃんたちが手づくりするご飯パックや惣菜、漬物、手芸品や木工品が並び、全国の道の駅との交流を生かした各地の名産品も扱っています。ランドマークの巨大木製水車は、小里川ダムの建設で水没した地域に多くの水車があったことから、この地域の産業遺産のシンボルとして造られたもの。水車の下には、1920年代に多治見電灯所(現在の中部電力)の職員が小里川第三発電所へ渡るために架けた石橋「與運橋(通称めがね橋)」が残ります。隣接する小里川ダムは2004年完成、高さ114mの重力式コンクリートダムです。

名物は1杯86kcalの「寒天らーめん」と「おふくろの味定食」

レストラン「みはらし茶屋」の看板メニューが、おふくろの味定食(1,200円)です。味ごはん・山菜おこわ・ちらし寿司・古代米の4種類からごはんを選び、煮物・天ぷら・味噌田楽・だし巻き卵・煮豆・味噌汁・漬物・ところてんが付きます。「岐阜県ぎふ食と健康応援店」の栄養成分表示店であり、味ごはん定食は773kcalと明示されています。

寒天らーめん(700円)は、山岡細寒天をそのまま麺にした一品。むろあじのだしをふんだんに使った和風スープで、1杯86kcal。ごはんが付くセットは950円です。ほかに、古代米と白米の二層のごはんに寒天入りカレーをかけた「おばあちゃんのダムカレー」(1,400円)もあり、皿には地元の大学生が作陶した織部焼が使われています。

季節限定の定食も充実しています。ほおば寿司(6月〜7月上旬)、みょうが寿司(6月下旬〜9月下旬)、栗おこわ(9月上旬〜11月)、自然薯(11月中旬から)が各1,700円、むかごごはんが1,300円。テイクアウトでは、コーヒー寒天に濃厚なソフトクリームをのせた寒天ソフト(600円・5月〜11月)や、くるみとピーナッツ、ごまの特製たれで焼いた五平餅(250円)が人気です。

「道の駅おばあちゃん市・山岡」の口コミ・評判は?

Yahoo!マップ、食べログ、Rettyなどに寄せられた投稿を見ると、話題が集まっているのは以下の3点です。

おふくろの味定食は開店前から行列

定食への評価が非常に高く、祖母の家で食べる煮物のようだという表現や、これほどの食事を出す道の駅は珍しいという声が繰り返し登場します。その裏返しとして混雑への言及も多く、11時の開店20分前から並び始め、開店時には20人ほどの列になっていたという2025年の投稿もありました。食券は自動販売機で購入し、券に付いた番号で呼ばれる方式のようです。

13時台には売り切れることがある

実用面でもっとも参考になるのが、完売に関する投稿です。13時に着いたところ定食類はすでに完売しており、米も売り切れていて、残っていた寒天ラーメンのセットを注文したという記録がありました。食事の提供は11時から14時までと短いうえ、人気メニューはそれより早く終わる可能性があります。

野菜の安さと、水車周辺の広さ

直売所については、地元産の野菜が安くてテンションが上がったという声や、その朝に収穫された野菜が並ぶという指摘があります。手づくり惣菜や餅を評価する投稿も目立ちました。水車の周辺は広場になっており、山々を背景にした景観がよく、ダムや石橋まで含めて散歩できるという感想も見られます。

訪れる前に押さえておきたい3つのポイント

1つ目は食事の時間です。みはらし茶屋の食事提供は11時から14時まで。口コミにあるとおり、人気の定食は13時台に完売することもあります。定食を目的にするなら、開店直後の11時台に入るのが確実。行列と食券方式を前提に、少し早めの行動を組んでおきたいところです。

2つ目は、冬に水車が止まることです。公式サイトの告知によると、寒天づくりに適した山岡町は朝晩の冷え込みが非常に厳しく、風の強い日には水車が逆回転して水車池の外に水があふれてしまいます。歩道が凍結して危険になるため、真冬は水車の運転を停止しているとのこと。3月になれば風が強くない日は毎日回すそうです。美味しい寒天をつくる寒暖差が、そのまま水車を止める理由になっているわけです。水車が目的なら3月から11月が確実。水車池の清掃やメンテナンスで数日停止することもあり、その都度公式サイトで告知されています。

3つ目は季節による営業時間の変動です。3月から11月は9:00〜17:00、12月から2月は9:30〜16:30と冬は短くなります。定休日は年中無休ですが、12月29日から1月1日は休業、2月にも臨時休業があります。

なお、道の駅から岩村方面へ車で10分の場所に姉妹店「山岡のおばあちゃんの手づくりの店」があります。2000年3月オープンで、実はこちらが元祖。日替わりの「おふくろ定食」やおふくろ弁当、惣菜が並び、若い世代が運営する喫茶「和花(のどか)」も併設されています。営業は9:30〜16:00。道の駅で定食が売り切れていたときの選択肢としても覚えておくとよさそうです。
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