【千葉県】すべて入場無料! 墨絵の山並み展望台・海外遺跡のやぐら群・高さ10mの手掘りトンネル。絶景スポット3選

千葉県には、国内にいながら唯一無二の絶景に出会えるスポットがそろっています。幾重にも連なる上総丘陵が墨絵の世界を描く「九十九谷展望公園」、全14窟の磨崖仏が並ぶ海外遺跡さながらの「岩谷観音堂やぐら群」、夏に涼風が吹き抜ける高さ10mの手掘り切通しトンネル「燈籠坂大師の切通しトンネル」の3スポットをAll About ニュース編集部が厳選してご紹介します。

千葉県には、まるで別世界に迷い込んだかのような唯一無二の絶景スポットが点在しています。墨絵の世界に例えられる山並みの展望台から、海外の遺跡さながらの神秘的なやぐら群、鋸山の技法で掘られた高さ10mの手掘りトンネルまで、今回はすべて入場無料で楽しめる3か所をご紹介します。

※各施設の情報は2026年7月時点のものです。状況により変更になる場合があります。訪問前に公式サイトにて最新情報をご確認ください。

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「鹿野山九十九谷展望公園」は夏の夜明けが絶景! 幾重にも連なる上総丘陵が墨絵の世界を描く「ちば眺望100景」

鹿野山九十九谷展望公園
鹿野山九十九谷展望公園からの雲海

君津市の鹿野山山頂付近にある「鹿野山九十九谷展望公園」は、高宕山をはじめとする上総丘陵が幾重にも連なる独特の山並みを眼下に一望できる展望公園です。これら無数の山と谷が織りなす景観を総称して「九十九谷(くじゅうくたに)」と呼び、「ちば眺望100景」および君津市の「20世紀遺産」に登録されています。

夜明け前から日の出直後、そして日の入り前の情景は墨絵の世界に例えられるほど幽玄で、秋から冬の雨上がりの早朝には霧の中に山並みが浮かび上がる雲海も見られます。夏は青々とした緑の山並みが波のように広がり、朝の澄んだ空気の中での眺望が格別です。

入場は無料で、駐車場は10台程度・無料です。夏の週末は早朝の雰囲気を楽しむ訪問者も多く、日の出直後のマジックアワーに合わせた早朝訪問がおすすめです。なお、正月期間は周辺道路が大変混雑します。バリアフリー対応(車椅子対応トイレ・スロープ・点字表示)も整備されており、幅広い方が訪れやすい施設です。館山道「君津IC」から県道270号線(君津鴨川線)を鴨川方面へ、東粟倉交差点を右折し鹿野山方面へ進み、所要時間約25分でアクセスできます。

アクセス

入場料:無料 / 駐車場:10台程度・無料
所在地:千葉県君津市鹿野山東天峪119-1
館山道「君津IC」から車で約25分

「岩谷観音堂やぐら群」は夏の深緑に映える神秘! 海外遺跡さながらの全14窟の磨崖仏と行基伝説が残る富津の穴場

岩谷観音堂やぐら群
岩谷観音堂やぐら群

富津市数馬にある「岩谷観音堂やぐら群」は、古墳時代の横穴を再利用して重層的につくられた全14窟のやぐら(中世の墓所)の群れです。窟の壁面には数多くの磨崖仏(まがいぶつ)や五輪塔が刻まれており、崖の中腹に観音堂が佇む様子はまるで海外の遺跡を思わせる圧倒的なスケール感があります。窟の壁面が掘られたのは中世から江戸時代にかけてと考えられており、奈良時代の高僧・行基が一夜で彫り上げたという伝説も残ります。

一巡りすれば全国の霊場を巡礼したのと同等のご利益があるとも言われる、歴史的・信仰的にも価値の高いスポットです。夏は岩肌を覆う苔と深緑の木々が一層神秘的な雰囲気を醸し出し、涼しい岩陰でゆっくりと見学できます。入場は無料で、駐車場は乗用車5台・大型バス1台・無料。館山道「富津中央IC」から車で約8分、JR内房線「上総湊駅」から徒歩約15分でアクセスできます。

アクセス

入場料:無料 / 駐車場:乗用車5台・大型バス1台・無料
所在地:千葉県富津市数馬268-3
TEL:0439-80-1291(富津市観光協会)
館山道「富津中央IC」から車で約8分 / JR内房線「上総湊駅」から徒歩約15分

「燈籠坂大師の切通しトンネル」は夏に涼風が吹き抜ける! 鋸山の技法で掘られた高さ10m・奥行100mの手掘り切通しトンネル

燈籠坂大師の切通しトンネル
燈籠坂大師の切通しトンネル

富津市萩生の「燈籠坂大師の切通しトンネル」は、弘法大師が行脚中に腰を休めたという伝説が残る「燈籠坂大師堂(東善寺飛地境内)」へと続く参道として、かつての城山(造海城)の尾根の急な上り下りを改善するために明治から大正にかけて手掘りで掘られ、昭和初期に鋸山の石切技法を用いた切り下げ工事で現在の形になったトンネルです。切通し部分とトンネル部分を合わせた長さ約100m、高さ約10mという規模は房総の素掘りトンネルの中でも圧倒的で、縦に長く伸びた独特のシルエットと、光の明暗によって刻々と変化する神秘的な空間です。壁面には手で掘り進んだ荒々しい跡と、斜めに走る地層の縞模様がそのまま残り、歴史の重みが伝わってきます。

富津市公式サイトでも「夏にはさわやかな涼風が吹き抜ける隠れた名所」と紹介されており、外が猛暑でもトンネル内はひんやりと快適です。車・バイク・歩行者ともに通行でき(車1台分の幅)、見学は無料・終日無休。国道127号(内房なぎさライン)沿いの赤い門から進んですぐのため、内房ドライブやツーリングの途中の立ち寄りスポットとしても人気です。トンネルを抜けた先の石段を上った先に燈籠坂大師堂があり、参拝も楽しめます。駐車場は国道沿いに数台分あります。

アクセス

入場料:無料 / 終日・無休
所在地:千葉県富津市萩生8-2
館山道「富津竹岡IC」から国道127号を館山方面へ車で約4分
JR内房線「竹岡駅」から徒歩約20分
駐車場:国道127号沿いに数台分あり

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