穴原(あなばら)温泉は、福島屈指の温泉街である飯坂温泉の中心部から、摺上川(すりかみがわ)を約2kmほどさかのぼった上流に位置します。にぎやかな繁華街が広がる飯坂に対し、こちらは「奥飯坂」や「離れ座敷」と呼ばれ、静寂に包まれた落ち着いた雰囲気が特徴の温泉地です。
摺上渓谷の入り口に広がる温泉街には、老舗旅館や大型旅館が摺上川に面して立ち並びます。多くの宿の露天風呂からはダイナミックな渓谷美を望むことができ、川面を渡る風を感じながらの湯浴みは格別。
また、豊かな自然との距離が近く、時には川岸にカモシカやサルの群れが現れることもあるなど、この地ならではの野性味あふれる醍醐味(だいごみ)を味わえます。
泉質は、主に単純温泉や硫酸塩泉で、無色透明のとろとろ・さらさらとした湯触りが特徴。「美肌の湯」としても親しまれています。
そして、一部の源泉は飲泉も可能で、ほのかに甘みを感じるまろやかな味わいが特徴。共同浴場「天王寺穴原湯」では、地元の方に愛されるかなり熱めの湯加減を体感でき、昔ながらの湯治場のような情緒を今に伝えています。
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「穴原温泉」周辺には何がある?
穴原温泉の周辺には、福島の歴史や自然、そして美食を楽しめるスポットが点在しています。
おすすめは、日本三不動のひとつに数えられる「中野不動尊」です。厄除けや眼守、三ヶ月の三不動明王が祀られ、真剣な願いはどんなことでも叶えられるといわれるパワースポットとして、多くの参拝客が訪れます。
また、温泉街にある「旧堀切邸」では、歴史的な建築物を見学しながら、美しい庭園を眺めて源泉かけ流しの足湯や手湯を楽しむこともできます。
さらに、飯坂から土湯へと続く県道「フルーツライン」沿いには数多くの果樹園があり、初夏のさくらんぼ、夏の桃、秋の梨やぶどう、冬のりんごなど、果物王国・福島ならではの採れたての味覚を一年中堪能できます。
明治・大正時代の繊細なガラス工芸を展示する「飯坂明治大正ガラス美術館」や、片岡鶴太郎氏の作品を展示する「福島片岡鶴太郎美術庭園」など、芸術に触れるスポットも充実しています。 ※掲載されている情報は記事公開時のものです。あらかじめご了承ください。また、記事中の宿泊プランを予約すると、売上の一部がオールアバウトに還元されることがあります。



