宮城県北部に位置する「鳴子(なるこ)温泉郷」は、古くから東北の湯治場として全国にその名を知られ、温泉評論家によって「温泉番付」の東の横綱にも認定された名湯です。
この温泉郷の最大の特徴は、日本国内にある泉質分類のうち、実に9種類(新泉質分類では7種類)もの多彩な湯が湧き出している点にあります。
温泉郷は、鳴子、東鳴子、川渡(かわたび)、中山平(なかやまだいら)、鬼首(おにこうべ)の5つのエリアで構成されており、それぞれ異なる趣を楽しめます。
たとえば、鳴子エリアの起源とされる共同浴場「滝の湯」では乳白色の酸性泉を、中山平エリアでは「うなぎ湯」と称されるとろとろのアルカリ泉を、そして川渡エリアでは素朴なにごり湯を堪能できます。
2026年現在も、その豊富な湯量と優れた泉質は多くの湯治客や観光客を魅了し続けています。
「鳴子温泉郷」周辺には何がある?
周辺には、大自然が織りなす絶景スポットが数多く点在しています。特に、大谷川の浸食によって生まれたV字峡谷「鳴子峡」は、例年10月中旬から11月中旬にかけて鮮やかな紅葉に彩られ、多くの人々が訪れる定番スポットです。
また、約10分から20分間隔でダイナミックに温泉が噴き上がる「鬼首かんけつ泉」や、気候によって湖面の色が変化する幻想的なカルデラ湖「潟沼(かたぬま)」も必見です。
体験やグルメも充実しています。「日本こけし館」では、鳴子の伝統工芸であるこけしの絵付け体験が可能で、世界にひとつだけのオリジナルこけしを作ることができます。
散策の合間には、鳴子温泉名物の「栗だんご」を味わうのがおすすめ。大きな栗が丸ごと入った柔らかなお餅と、やさしい味わいのみたらしあんの組み合わせは、創業当時から変わらぬ人気を誇っています。
「湯めぐりが楽しめる」
これまでにAll About ニュース編集部が実施したアンケート調査では、下記のような評価が寄せられています。「泉質の種類が多く、特に冬は硫黄泉やにごり湯がより温泉らしさを感じられるからです。雪景色の中で入る露天風呂は格別で、温泉街の雰囲気も落ち着いていて好きです。アクセスも良く、冬の週末旅行にぴったりだと思いました」(40代男性/北海道)
「温泉施設によって湯色に違いがあり、湯めぐりが楽しめるから」(40代女性/神奈川県)
「多彩な泉質と、雪景色の「こけし通り」が魅力。硫黄の香りと湯煙に包まれながら、温泉街散策を楽しめる」(40代男性/広島県)
※All About ニュース編集部が実施した「冬に行きたい温泉地」に関するアンケートより抜粋(調査期間:2026年1月14~15日、回答者250人)「豊富な泉質が集まる温泉地として知られ、湯めぐりをしながら自分の体調や気分に合ったお湯を選べる点に魅力を感じました。雪に覆われた山あいの町並みと、湯けむりが立ち上る風景の中で、じっくりと湯を楽しむ時間は、冬ならではの贅沢な過ごし方だと思い、訪れてみたいと感じました」(30代女性/沖縄県)
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