秋篠宮さまご一家に見る姿勢
また秋篠宮殿下は皇嗣になられたのですから、そのお立場上、国内外の賓客をお迎えする機会も増えたでしょう。特に海外の公賓をお迎えする場合、失礼のないように外装、内装、諸設備にある程度の贅を尽くすのは当然です。
皇嗣となって職員の数も増えたので、その設備も必要になります。それらを考慮すれば、すでに設備が整っている今上陛下のお住まいの改修費と比較すること自体が的外れ。秋篠宮邸の拡張は当然なのです。
しかも増築面積のうち、私室部分が占めるのはわずか5%。佳子さまのお部屋に至っては、いつか降嫁なさることを考慮なさり、おつくりにはならなかった。それほどご遠慮なさっています(この件をマスコミは親子の仲が悪いから佳子さまは別居しているだとか、佳子さまは皇室を一刻も早く出たがっているなどという邪推に結びつけています)。
私は、秋篠宮さまご一家のこうしたご遠慮に、むしろ誠実さを感じるのです。
この書籍の執筆者:竹内久美子 プロフィール
1956年、愛知県生まれ。作家、動物行動学研究家。京都大学理学部卒業。同大学院で日高敏隆教授に動物行動学を学ぶ。博士課程を経て著述業に。『そんなバカな!』(文藝春秋)で第8回講談社出版文化賞科学出版賞を受賞。主な著書に『女は男の指を見る』『本当は怖い動物の子育て』(以上、新潮新書)、『パラサイト日本人論 ウイルスがつくった日本の心』(文藝春秋)、『皇室論 なぜ天皇は男系でなければならないのか』(方丈社)など。



