悠仁さま、10歳で父・秋篠宮さまを凌駕。「正直わかりません」生物学者の父が白旗を上げた専門知識

悠仁さまの昆虫への熱意は、10歳にして生物学者の父・秋篠宮さまを凌駕していた。「正直わかりません」と父に言わしめた、驚きの専門知識と探究心とは。紀子さまが綴る18年間の成長記録と共に紹介。(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)

お茶の水女子大付属中に入学した悠仁さま(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)
お茶の水女子大付属中に入学した悠仁さま(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)
成年式を終え、大人の皇族としての歩みを始められた悠仁さま。実はわずか10歳の頃、ナマズ研究の生物学者としても知られる父・秋篠宮さまを、ある「専門知識」で唸らせていたことをご存じでしょうか。

泥だらけになってトンボを追いかけ、父に「正直、私にはわかりません」と白旗を上げさせた少年時代の熱意。

紀子さまが明かした「成長記録」と、父をも凌駕した10歳の夏。ジャーナリスト・江森敬治氏の著書『悠仁さま』(講談社)より一部抜粋・編集し、悠仁さまの研究者としての原点を紹介します。

紀子さまが見た18年間の悠仁さま

悠仁さまが成年となった5日後の2024年9月11日、母親の紀子さまは58歳の誕生日を迎えた。

毎年の誕生日にあわせて宮内記者会から質問が出されている。それに対して紀子さまは真摯に文書で回答しているが、この年の内容は、母親から見た「わが子の成長記録」とも呼べる貴重な内容のものだった。

「長男の悠仁が誕生してから18年という年月が経ったことを感慨深く思っております。

長男が誕生したとき、お印(身の回りの品につける徽章)にちなんで親しい人たちからお祝いに贈られた高野槇(こうやまき)が、ずいぶんと大きく成長しました。その近くには池があり、周辺には水草が繁り、鳥のさえずりや虫の鳴く声が聞こえます」

紀子さまは、幼い日の悠仁さまの姿をこう振り返る。

「小さかった頃、クヌギやコナラの林でカブトムシを探し、その幼虫を育て、烏山椒(からすざんしょう)の葉につくアゲハチョウの幼虫を見つけては観察していました。また、にぎやかに鳴くセミ、飛び跳ねるバッタを追いかけるなど、さまざまな虫に関心を持つようになりました」

昆虫への興味は、やがて本格的な「研究」へと深まっていく。

「いつしか、自分の指よりも大きいトンボを手にとり、間近で複眼、翅(はね)や肢(あし)の特徴や、放したトンボの飛び方を観察して“これはなんだろう”“ なぜだろう”“どうしてだろう”と昆虫の図鑑で調べるようになりました。

長男が幼稚園や小学校低学年のとき、水分補給係とトンボ見つけ隊の一人として、リュックサックを背負って一緒に野山の水辺のある場所へよく出かけた夏の日を懐かしく思い出します」

トンボの羽化から産卵までを根気強く追う悠仁さま

そのうちに、悠仁さまは山や川に出かけ、多様な自然環境に棲(す)むトンボの羽化から産卵行動までの生活史を観察・記録するようになった。

紀子さまの回想はこう続いていた。

「あるとき、ヤゴの夜間の行動を、ビデオカメラで記録しようとしていましたが、ヤゴが移動したために思いどおりに映像を撮ることができず、試行錯誤を繰り返しながら根気強く記録を続けて、ついに撮影ができたことも心に残っています」

それほどまでに悠仁さまのトンボ類への関心は深まっていた。

悠仁さまが10歳のとき、私は、秋篠宮さまと次のようなやりとりをしている。私の当時の取材メモから紹介したい。

「どうして、悠仁さまは虫がお好きなのでしょうか?」

私が、このように尋ねたところ、秋篠宮さまからは、「なぜ、好きなのか理由はわかりません。子どもは昆虫が好きでしょう」との答えが返ってきた。

じつは、秋篠宮さまも小さい頃、昆虫が大好きだった。上皇ご一家は、皇太子時代に赤坂御用地にあった東宮御所で暮らしていた。

御用地の林に、上皇さまが考案した手製の虫とり装置を置いていた。それは、誘蛾灯に集まってきた虫が、その下にあるじょうご状の管を通って虫カゴの中に集まる仕組みだった。

夏の日の朝、宮さまは妹の黒田清子さん(当時は紀宮さま)を連れて、採集した昆虫を見に行くのが楽しみだったそうだ。2人は、一緒に御用地で虫とりに出かけた。

しかし、昆虫をとり損なった清子さんをしばしば宮さまが𠮟るので、清子さんは宮さまとの昆虫採集は、「とても怖かった」と、あとあとまで話していたという。
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10歳で父を超えた「専門知識」
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