なぜ秋篠宮家バッシングは止まらないのか? 「ブドウ強奪」「40億円邸宅」報道の呆れた実態と真相

近年、秋篠宮家を巡る批判やバッシングがネットや週刊誌で拡散され、さまざまな憶測が広がっています。こうした情報はどこまで事実なのか。秋篠宮家バッシングを巡る言説やネット情報の問題について紹介します。(画像:工藤 直通/アフロ)

ネットで広がる“真偽不明の情報”

紀子さまが地方へ行かれたとき、道の駅でブドウを箱ごと強奪したという、なんで紀子さまがそんなことをする必要があるのかと首をかしげたくなるネットのコメントもありました。

この「紀子さまブドウ箱ごと強奪事件(?)」は、最初、女性誌に写真が載ったのですが、その写真にはっきりと「お買い上げ」とキャプションがついているにもかかわらず、わざわざその部分を削り、「強奪」したことにしています。もう笑うしかありません。

悪意を感じるネットのコメント(2022年6月27日の日付あり。この日にアップしたようです)の見出しには、「紀子さま強奪のブドウは悠仁さまスパルタ登山のご褒美だった! 通報しようとする青果店店員を宮内庁職員が必死に制止」とあります。

それに続く本文では、「“これ一つ頂いておくわ”とだけ仰られ、そのまま箱ごと持ち去ってしまわれたのです。さらに、悠仁さまも、“自分もついでに”と言わんばかりの様子で、一房手にされ、紀子さまと共にブドウを持ち去られてしまいました(前出の秋篠宮家関係者)」とまで書いてあります。

これでは皇族がその特権をかさに泥棒行為を働き、息子も泥棒の見習いをしたことになってしまいます。

それにそもそも秋篠宮家関係者って誰でしょう。職員なら守秘義務があり、ぺらぺらしゃべることはできません。皇族が反論するとか、名誉棄損で訴えることができないのをいいことに、まさに集団でいじめがなされているのです。

見出しには下線があったので、そこをクリックしてみると、「このサイトにアクセスできません」と出てきます。おそらく既に元ネタは削除されたのでしょう。こんなところに「言いっぱなし」の無責任さといい加減さが表れています。

こんなコメントを本気にして面白がる人がいることは、本当に困ったことです。

新秋篠宮邸「40億円」報道の実態

「新しい秋篠宮邸は贅の限りを尽くしている」というネット配信の記事を目にしたこともあります。

秋篠宮邸改修についてのマスコミ論調は、当初総工費は33億円と報じられていたものは改修工事中の仮の住まいで、のちに貯蔵庫と職員の事務室として使われることになる御仮寓所の新築費用9億8000万円が加わり、合計40億円以上になる。天皇ご一家がお住まいの御所の改修費約8億7000万円にくらべると、いかにも費用をかけすぎというものです。

しかし、秋篠宮皇嗣殿下はできるだけ費用を抑えることと、旧秋篠宮邸は旧秩父宮邸を改修したものだが、もともとの設計は吉田五十八(いそや)という名建築家によるものなので、その保全につとめることという2つの条件を出し、その結果が33億円であったのです。

出来上がった新秋篠宮邸を見ても、実に簡素で、ベルサイユ宮殿のゴテゴテとした装飾はどこにもありません。

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新邸「40億円」報道の誤解と、佳子さまの部屋を作らなかった理由
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