人気漫画家・浅野いにお、“マンガワン騒動”に物申す「ここまで言わさないでよ、頼むよ小学館…」

『ソラニン』(小学館)などの作品で知られる人気漫画家・浅野いにおさんは3月2日、自身のXを更新。炎上中の小学館の漫画アプリ『マンガワン』について言及し、反響を呼んでいます。(サムネイル画像出典:浅野いにおさん公式Xより)

『ソラニン』(小学館)などの作品で知られる人気漫画家・浅野いにおさんは3月2日、自身のX(旧Twitter)を更新。炎上中の小学館の漫画アプリ『マンガワン』について言及しました。

【投稿】浅野いにお、マンガワンに物申す

「頼むよ小学館…」

浅野さんは「小学館で連載している身として発言します」と前置きし、問題を編集部だけで終わらせず、会社全体で向き合ってほしいと投稿。特に、影響を受けたオリジナル連載作家への金銭的補填(ほてん)や、希望者への連載移籍先の確保など、具体的な対応を求めました。

今回の騒動は、漫画アプリ『マンガワン』で連載していた原作者に過去の逮捕歴があることが発覚したのが発端です。作品は配信停止となり、その原作者が以前にも別名義で活動していたことや、事情が説明されないまま連載が終了していたことも明らかになりました。さらに、担当編集者が示談交渉に関わっていたことも判明し、問題は拡大。

小学館が事情を把握しながら起用していたのではないか、という点も含めて批判が集まり、『マンガワン』で連載中の複数の漫画家が抗議として作品の取り下げを表明する事態に発展しています。

コメントや引用リポストでは「忙しい漫画家さんに言わせるのが気の毒である」「本当にその通りです。作家さんあっての出版社です」「本来この後編の金銭的保障の話、漫画家協会の理事様達が言わなきゃならんことだよ。一作家に言わせてるんじゃねえよ!!」「浅野いにおさんにここまで言わさないでよ、頼むよ小学館…」「これを語る漫画家がやっと出てきた」など、さまざまな声が集まりました。

新たな原作者起用問題についても報告

さらに2日、『マンガワン』公式Xは、連載中の別の原作者についても問題が発覚したことを説明しました。社内調査を進める中で、過去に『週刊少年ジャンプ』(集英社)連載中に逮捕され有罪判決を受けた人物が、ペンネームを変えて『マンガワン』で連載していることが判明したとのこと。該当作品の更新を一時停止したうえで、第三者委員会による調査を行うとしています。問題が次々と明らかになり、波紋はさらに広がっています。
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