見栄より実利をとるようになった母親たち
同じようにSAPIXも自習室がなく、質問対応も限定的で、「共働き家庭にとってのサービス(利便性)」は決してよくない塾です。そういった「利便性は高くないのに、ステータスが高いもの」への執着を母親たちが急激に失っているのではないでしょうか。
なぜなら、専業主婦が主流の時代は「子どもの受験が自己実現」という母親が多かったですが、母親たちが働きに出た今、そうではなくなっているからです。
中学受験に対応しているある塾のトップがこう話しました。
「うちは学習に関しては全て面倒を見ます。お母さまはお母さまの人生を歩んでください」
この言葉通りに母親たちは自分の人生を歩みはじめ、そうなると、「見栄」よりも「利便性」が重視されるようになってきたのです。
今後、タワマン文学に代わる新しい物語は生まれるのでしょうか。 それとも、もう親たちは「夢」を見るのをやめ、淡々とした「現実」だけを生きるようになるのでしょうか。 この記事の執筆者:四谷 代々 プロフィール
塾の偏差値表やパンフレットには載らない、学校ごとの「カラー」や「本当の校風」を熟知する中学受験関係者。しがらみのない立場から「塾や学校が親に絶対に言わない不都合な真実」を発信する。
【お詫びと訂正】
記事中、窓際三等兵氏に関する記載において、事実関係の確認が不十分なまま掲載しておりました。当該箇所を修正し、ご本人および読者の皆様にお詫び申し上げます。



