くも膜下出血のBreakingDown選手、リングに戻ると報告するも「脳のダメージを舐めすぎだよ」心配の声

格闘家の佐藤竜さんは12月16日、自身のXを更新。現在の治療状況を明かしています。佐藤さんはくも膜下出血を発症していました。(サムネイル画像出典:佐藤竜さん公式Xより)

格闘家の佐藤竜さんは12月16日、自身のX(旧Twitter)を更新。現在の治療状況を明かしています。佐藤さんは格闘技イベント「BreakingDown」の公開計量で平手打ちされ倒れた後、くも膜下出血を発症。ファンからは心配の声が寄せられていました。

【投稿】佐藤竜、今後の意気込み語る

症状の改善を明かすもファンからは批判の声

佐藤さんは「皆さん、たくさんのご心配とメッセージありがとうございます。今回の件について、事実としてお伝えします」とつづり、1枚の写真を載せています。佐藤さんと、今回の騒動の発端となった対戦相手・江口響さんがにらみ合うような場面が写っています。

佐藤さんは倒れたときの状況について、「大会当日、医療スタッフの判断でCT検査を受けていましたが、その時点では大きな異常は確認されませんでした。その後、移動のために飛行機に搭乗したことで体調が悪化し、強い頭痛が続いたため、大会から3日後に再度検査を受けた結果、くも膜下出血が判明しました」と説明し、「現在は医師・医療スタッフの管理のもとで治療を受けており、症状も安定し、改善に向かっていることが確認できています」と治療が順調であることを明かしました。

さらに、「試合が行われなかったことは本当に悔しいですが、選手の命と安全を最優先に判断してくれたブレイキングダウンに感謝しています」と大会運営への感謝の言葉をコメントしています。最後は、「必ず万全な状態でリングに戻り、結果で応援してくれた皆さんに恩返しします」と締めくくりました。

この投稿にファンからは、「脳のダメージを舐めすぎだよ。みんな心配してるんだから、しっかり半年以上は休め」「笑わせんでくれ くも膜下出血した人間がリング戻れるわけないだろ」「ほんとに応援してる方に恩返ししたいならリング上がらず被害届出すことなんだよな」「子供も奥さんもいるんだよね?親父なのに独身みたいな考えむしろすごいんだけど」「このまま有耶無耶にしたら、また同じ事起こって今度は死ぬ人出るよ。子供もみれる媒体でしょ」など、心配の声が多数が上がっています。

くも膜下出血になったら

くも膜下出血とは、脳を覆う「くも膜」と脳の空間にある血管が切れて出血が起こる病気で、治療が成功しても後遺症が残る心配があります。後遺症は、認知機能の低下、運動障害、感覚障害などさまざまな可能性が考えられ、社会復帰に影響を及ぼさないためにも、段階的なリハビリが重要になります。また、再出血を防ぐ観点から、発症後しばらくは血圧が急上昇するような激しい運動や無理な活動は控える必要があるとされています。
身近な人が脳梗塞・脳出血になったときの介護と対策(第2版)
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