とくに受験直前期は、限られた時間で“何をどこまでやらせるか”の判断が問われる時期。
今回は「睡眠時間を削ってでも勉強させるべき?」というリアルな悩みに対して、受験指導歴25年の西村創先生が、小学生のスケジュール管理や勉強の優先順位の考え方をアドバイスします。
「睡眠時間を削ってでも勉強」は逆効果?
「塾選」のアンケートに寄せられた、保護者からのリアルな相談にお答えします。
小学6年生・女子
性格:のんびりしている・負けず嫌い
【今回のお悩み】
ペンネーム:まこさん(小学6年生 保護者)
睡眠時間を確保するうえでの、勉強のスケジュール管理が悩みです。のんびりしていたら時間がなくなるし、何を優先づけて勉強させたらいいのか悩むことが多々あります。特に受験直前なのに、できていないことが目について焦ってしまっています。どうしたらいいですか?
睡眠8時間は必須。勉強内容を取捨選択して
学年が上がれば上がるほど、入試本番が近づけば近づくほど、睡眠が大事だとわかっていても睡眠時間を削って、塾の宿題などを終わらせようとする人も多いのではないでしょうか。しかし、夜遅くまで勉強していると集中力が下がり、理解力も落ちます。
子どもの勉強につきあうことで保護者の睡眠時間も減り、親子ともに睡眠不足になると、些細なことで口論になりがちです。そうすると神経がささくれ立って、関係が悪化するなんてこともあるかもしれません。
寝る時間を決めて、しっかり睡眠を確保しよう
寝る時間を決めて、その時間がきたら、たとえスケジュールを立てた勉強が終わっていなくても、打ち切りにして寝させましょう。多少、睡眠時間を削っても大丈夫だと安易に考えがちですが、睡眠不足は思っている以上に支障をきたします。とくに、10~15歳の発育期の子どもの睡眠時間をないがしろにすると、脳が育たなくなることが臨床医学でも実証されているのです。
必要な睡眠時間は個人差があり、9時間、あるいは10時間寝ないと眠いという子どももいるので、わが子の様子を見て寝る時間を決めるといいでしょう。



