【横浜18区】読めたら横浜ツウ! 横浜市南区の難読地名「蒔田」の由来は『更級日記』にさかのぼる!?

横浜市南区の難読地名「蒔田」は何と読む? 横浜市民であれば読めるけれど、それ以外の方にとっては正しく読むのが難しい、横浜市の地名の由来を地域のイベントと合わせて紹介します。

横浜市民でも「え、なんて読むの!?」と驚くような、横浜市内の難読地名をピックアップ!

この記事では、2025年11月23日に開催される「よこはま運河チャレンジ」の会場の1つにもなっている、横浜市南区の難読地名「蒔田」に注目します。さて、あなたはこの地名を正しく読めるでしょうか?

「よこはま運河チャレンジ」について

「よこはま運河チャレンジ」の会場の1つ「蒔田公園」の読み方は?(筆者撮影)
「よこはま運河チャレンジ」の会場の1つ「蒔田公園」の読み方は?(筆者撮影)

よこはま運河チャレンジ」は横浜のベイエリアや関内・関外地区エリアを水上交通でつなぎ、横浜の魅力や歴史を発信するイベントです。当日はプレジャーボートや観光船、SUP、カヌーやEボートなどが船団を組み、運河で水上パレードを行います。

横浜市庁舎前をスタートする船団とSUPなど非動力船が大岡川日ノ出町を経て、蒔田公園から中村川に入り、元町・中華街駅前仮設桟橋に到るルートを進みます(非動力船は蒔田公園まで)。

橋の上からパレード参加者と手を振り合うことで、観覧者も運河パレードに参加した気分を味わえるでしょう。また、横浜ならではの水運を利用した1日限定のクルーズ(要事前予約)が実施されます。

会場の1つとなっているのが横浜市南区の蒔田公園。ここでは飲食マルシェ・音楽ライブなどが行われます。公園の名称になっている、南区の難読地名「蒔田」。さて、何と読むのでしょうか?

南区の難読地名「蒔田」の読み方は?

「蒔田」の読み方は「まいた」(筆者撮影)
「蒔田」の読み方は「まいた」(筆者撮影)

蒔田は「まいた」と読みます。

『横浜文書』の「忍祐(にんゆう)畠耕作権付與状」(1417年、室町時代)に「蒔田郷」の記録があり、「小田原衆所領役帳」に「蒔田領」の名が記載されています。

さらに古い平安時代の『更級日記』に「武蔵と相模の中にゐて、あすだ河といふ」と書かれた部分の「あすだ河(明田川)」は隅田川、多摩川、相模川の古名とする説があります。

郷土史家の武内廣吉さんは、「明田川」は当時、大井川(今の大岡川)の河口で、「あすた(明田)」が「めいた」と転訛して、「まいた(蒔田)」と呼ばれるようになったという説を唱えています。

ちなみに、蒔田がある南区は、横浜18区で「下町のイメージがある区」ランキング(All About ニュース編集部が実施)で第2位となっています。

【関連記事】
横浜18区で「下町のイメージ」がある区ランキング! 2位「南区」、1位は?

いかがでしたか? 横浜を訪れた際は、ぜひ難読地名にも注目してみてください。

参考:『横浜の町名』(横浜市市民局)

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