【横浜18区】読めたら横浜ツウ! 「ららぽーと横浜」がある都筑区の難読地名「池辺町」の読み方と由来

横浜市都筑区の難読地名「池辺町」は何と読む? 横浜市民であれば読めるけれど、それ以外の方にとっては正しく読むのが難しい、横浜市の地名の由来を地域のイベントと合わせて紹介します。

横浜市民でも「え、なんて読むの!?」と驚くような、横浜市内の難読地名をピックアップ!

この記事では、2025年11月1日から3日にかけて「LaLaport YOKOHAMA 酒フェス 2025(以下、酒フェス)」が開催される横浜市都筑区の難読地名「池辺町」に注目します。さて、あなたはこの地名を正しく読めるでしょうか?

「LaLaport YOKOHAMA 酒フェス 2025」について

「ららぽーと横浜」がある「池辺町」の読み方は?(筆者撮影)
「ららぽーと横浜」がある「池辺町」の読み方は?(筆者撮影)

酒フェスは横浜市都筑区にある「ららぽーと横浜」に全国各地から酒蔵が集まり、試飲しながら日本酒を購入できるイベント。2024年に初めて開催され、2025年で2回目です。

世界的な評価も高い地元・神奈川県の「瀬戸酒造店」や、創業442年の歴史を誇り加賀藩御用達であった石川県の「やちや酒造」など、国内外で数々の受賞歴を誇る酒蔵が新たに加わり、総勢21蔵の個性豊かな日本酒が1階サウスコートに勢ぞろいします。

試飲チケットは三井ショッピングパークポイント会員に2枚配られるほか、館内で買い物したレシートを提示すると、1000円(税込、合算可、最大3000円)ごとに1枚配布されます。さらに、抽選会では酒蔵見学ツアーや日本酒関連グッズが当たるチャンスも。

酒フェス会場の「ららぽーと横浜」は横浜市都筑区池辺町にありますが、「池辺町」は何と読むでしょう?

都筑区の難読地名「池辺町」の読み方は?

「池辺町」の読み方は「いこのべちょう」(筆者撮影)
「池辺町」の読み方は「いこのべちょう」(筆者撮影)

池辺町は「いこのべちょう」と読みます。

同町にある宗忠寺の前に赤池と呼ばれた大きな池があり、その周辺に村があったので、「池辺」と呼ばれるようになったそうです。伊子野辺、池野辺とも書かれたとのこと。

古くは都筑郡池ノ辺村といい、1889年(明治22年)の市町村制施行の際、周辺の村と合併して都田(つだ)村大字池ノ辺となりました。

その後、1935年(昭和10年)に川和町大字池ノ辺と改称。1939年(昭和14年)の横浜市編入の際、池辺町が新設されました。1969年(昭和44年)、港北区の分区に伴い緑区に編入。1994年(平成6年)の行政区再編成に伴い緑区から都筑区に。

ただ、「いけべちょう」が通称となっているようで、バス停は「ikebe」と読み仮名が記載されていました。

池辺町がある都筑区は、横浜18区で「老後を過ごしたいと思う区」ランキング(All About ニュース編集部が実施)で第2位となっています。

【関連記事】
横浜18区で「老後を過ごしたいと思う区」ランキング! 同率2位「鶴見区」「都筑区」、1位は?

いかがでしたか? 横浜を訪れた際は、ぜひ難読地名にも注目してみてください。

参考:『横浜の町名』(横浜市市民局)、「ウィキペディア(Wikipedia):フリー百科事典」池辺町

この記事の執筆者:田辺 紫 プロフィール
神奈川県在住コピーライター。2001年2月より総合情報サイト「All About」で横浜ガイドを務める。2009年4月、第3回かながわ検定 横浜ライセンス1級取得。「横浜ウォッチャー」として、ブログ、SNSを運営。

Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

編集部が選ぶおすすめ記事

注目の連載

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    「まるでペットのようだったのに…」Suicaペンギン卒業で始まるロス。リュック、Tシャツ…愛用者の嘆き

  • ヒナタカの雑食系映画論

    『プレデター:バッドランド』を見る前に知ってほしい3つのこと。もはや『ドラゴンボール』だった理由は?

  • 海外から眺めてみたら! 不思議大国ジャパン

    「空の絶対権威」には逆らえない!? JALの機長飲酒問題に思う、日本はなぜ「酔い」に甘いのか

  • 世界を知れば日本が見える

    【解説】参政党躍進に“ロシア系bot”疑惑、証拠なく“自民党の情報操作”との見方も