サバに含まれるオメガ3が神経の発達を促す
サバ水煮缶100gあたりには、約11gの脂質が含まれています。脂質が多いとなると、肥満、そして身長の伸び率低下のリスクがある早熟が気になり、避けたくなるかもしれません。しかし、サバなどの青魚に含まれる脂質は積極的に摂ってください。なぜなら、人間の体内では合成できない「必須脂肪酸」のオメガ3が多く含まれているからです。
オメガ3は、血液サラサラ効果があることで知られていますが、子どもの成長にも欠かせない栄養素です。
特に注目したいのは、脳神経の発達を促す働きです。脳は心身のあらゆる機能を操る司令塔。身長を伸ばすのに欠かせない成長ホルモンも、脳の指令によって分泌されるのですから、脳の健やかな成長はとても大切です。
また、体内の炎症を抑える働きがあることから、運動によって傷ついた筋肉の修復にも有効。疲労回復効果もあることから、アスリートも積極的に取り入れている栄養素です。
オメガ3にはたくさんのメリットがありますが、酸化に弱いという弱点があります。サバ缶の場合、缶を開けた瞬間から酸化が始まるので、開封後は早めに食べきるようにしてください。
また、熱によっても酸化が進むので、加熱せずに食べるのがベスト。缶汁にもオメガ3が含まれていますが、身にも十分含まれていますから缶汁は無理をして摂る必要はありません。
【身長先生レシピ】加熱不要でオメガ3を効率よく補給「サバ缶ビビンバ」
サバ缶を使ったメニューを身長先生が紹介します。加熱しないのでオメガ3も効率よく補給できますよ。
材料(1人分)
ごはん…茶碗1杯分サバ水煮缶…1/2缶
ミニトマト…3個
キムチ…30g
大葉…2枚
海苔…適量
炒りごま…適量
ポン酢…適量
つくり方
1. サバは汁気をきって軽くほぐす。ミニトマトは半分に切る。2. ごはんにサバ、ミニトマト、キムチをのせ、ちぎった大葉、刻んだ海苔、ごまをふり、ポン酢をかける。
※水菜など、好みの野菜をプラスしてもOK
POINT
・体脂肪が多い子どもにはごはんを少し減らし、レタスなどをプラス
・やせている子どもにはゆで卵やベビーチーズ、ごま油をプラス
『身長先生式 子どもの身長が伸びる食事のルール30』(Gakken)には、子どもの身長を伸ばすために必要な栄養バランスを解説しています。「身長を伸ばしたい」お子さんがいる保護者は、ぜひご覧ください。
この書籍の執筆者:田邊 雄 プロフィール
東京神田整形外科クリニック院長。金沢医科大学医学部を卒業後、順天堂大学医学部附属順天堂医院整形外科へ入局。西新宿整形外科・院長職を経て、2020年に東京神田整形外科クリニックを開業。これまでの活動が評価され、『ウォール・ストリート・ジャーナル』にて、「Next Era Leaders(次世代のリーダーたち)」に医師として最年少で選出された。身長治療のスペシャリストとして、YouTubeチャンネルやInstagramなどのSNSでも積極的に発信している。



