
「All About」ガイドで、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演する安蔵靖志が解説します。
(今回の質問)
洗濯機と壁の距離はどれくらいが正解ですか?
(回答)
左右、後方ともに数cmのスペースがあれば問題ありません。
取扱説明書にしたがって設置されていれば問題ありません
洗濯機の設置場所や壁との距離は、使い勝手やメンテナンス、洗濯機そのものの寿命に大きく関わる重要なポイントです。適切な距離や設置方法を守ることで、故障やトラブルを防ぎ、快適に洗濯機を使用できます。一般的には、洗濯機と壁の間に1~2cm程度の間隔を空けることが推奨されています。これは、脱水時に振動や揺れが生じた際、壁に当たったり騒音を発生させたりしないようにするため。洗濯機の取扱説明書や据付説明書などに必要なスペースが明記されているので、心配な場合は確認するといいでしょう。
購入時に正しく設置されていれば、使用していて騒音などの問題がない限り、そのまま使い続けて問題ありません。
不適切な距離だと起きる問題とは?
洗濯機と壁が不適切な距離で設置されていると、以下のような問題が発生する可能性があります。騒音と振動の増大
脱水時に洗濯機が壁にぶつかったり、不快な共鳴音が発生したりします。洗濯機本体の故障・寿命短縮
過度な振動はモーターや内部部品に負担をかけ、故障の原因となります。建物の損傷
長期的に振動が伝わることで、壁や床に傷がついたり、構造に負荷がかかることがあります。洗濯機を設置する際は、見た目の収まりだけでなく、機能面や安全面を考慮し、取扱説明書にしたがって適切な距離と水平を保つことが非常に重要です。
All About ガイドがすすめる洗濯機:アクア「AQW-DM10R」
この記事の筆者:安蔵 靖志
ビジネス・IT系出版社で編集記者を務めた後、フリーランスに。記事執筆のほか、テレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。ラジオ番組の家電コーナーの構成なども手掛ける。
ビジネス・IT系出版社で編集記者を務めた後、フリーランスに。記事執筆のほか、テレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。ラジオ番組の家電コーナーの構成なども手掛ける。