【横浜18区】ジャズフェスに行くなら知っておきたい! 横浜・旭区の難読駅名「万騎が原」は何と読む?

横浜市旭区「万騎が原」は何と読む? 横浜市民であれば読めるけれど、それ以外の方にとっては正しく読めない、横浜市の難読地名をイベントと合わせて紹介します。

横浜市民でさえ「え、なんて読むの!?」と驚くような、横浜市内の難読地名や駅名をご存じですか?

この記事では、早見優さんもゲスト出演する「横浜旭ジャズまつり」の会場で、こども自然公園の最寄り駅でもある、横浜市旭区の難読駅名「万騎が原」に注目します。さて、あなたはこの地名を正しく読めるでしょうか?

横浜市旭区の難読地名「万騎が原」の読み方は?
横浜市旭区の難読地名「万騎が原」の読み方は?

「横浜旭ジャズまつり」が行われる旭区

2025年8月31日に開催される「横浜旭ジャズまつり」は旭区制20周年の記念イベントとして1990年に始まりました。開催は1回限りの予定でしたが、市民ボランティアによって継続され、自然豊かな野外ジャズフェスとして定着しています。

日本ジャズ界の名だたるプロのミュージシャンやオーディションで選ばれたアマチュアのミュージシャンが会場を盛り上げ、上質な音楽を聴きながら、野外フェスならではの雰囲気を楽しめます。

今回は歌手の早見優さんがゲストで出演します。チケットは前売券が4000円、当日券が5000円(いずれも税込)。

会場となる、こども自然公園の最寄り駅の1つは「相鉄線 南万騎が原駅」です。この難読駅名の「万騎が原」、一体何と読むのでしょう?

横浜市旭区の難読地名「万騎が原」の読み方は?

「万騎が原」の読み方は「まきがはら」
「万騎が原」の読み方は「まきがはら」

万騎が原は「まきがはら」と読みます。平安時代に馬の牧場があったことから、もとは「牧ヶ原」という表記でした。

万騎が原は鎌倉時代の武将・畠山重忠が時の執権である北条義時の軍勢を迎えて戦った古戦場です。

畠山重忠は、平安時代末期から鎌倉時代にかけて活躍した武将。現在の埼玉県深谷市に生まれ、元々は平家に仕えていましたが、源平の合戦の中で源頼朝に帰順しし、鎌倉幕府誕生に尽力しました。

謹厳実直な人柄から「鎌倉武士の鑑(かがみ)」といわれています。

しかし、頼朝の死後、幕府の権力争いに巻き込まれ、鎌倉に向かう途中、北条氏の軍勢と戦い、討ち死にしました。

その後、北条氏の軍勢が数万騎の陣を張った場所であったことから「万騎が原」という字があてられたそうです。万騎が原には畠山重忠の魂を鎮めるために建立された「畠山重忠公遺烈碑」があります。

ちなみに万騎が原がある旭区は、All Aboutニュースが実施した、横浜18区で「自然が豊かだと思う区」ランキングで同率5位となっています。

【関連記事】
横浜18区で「自然が豊かだと思う区」ランキング! 1位「緑区」、2位は?

いかがでしたか? 横浜に訪れた際は、ぜひ難読地名・難読駅名にも注目してみてください。

参考:『横浜の町名』(横浜市市民局)

この記事の執筆者:田辺 紫 プロフィール
神奈川県在住コピーライター。2001年2月より総合情報サイト「All About」で横浜ガイドを務める。2009年4月、第3回かながわ検定 横浜ライセンス1級取得。「横浜ウォッチャー」として、ブログ、SNSを運営。

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