「俺たちの矢沢永吉」展が横浜赤レンガ倉庫1号館で開幕! 50年ぶりに発見された“お宝”も展示

ロック歌手・矢沢永吉さんのキャリアソロ50周年を記念した展覧会「俺たちの矢沢永吉」展が2025年6月7日から横浜赤レンガ倉庫1号館で開幕。ファンが大切に保管していた“お宝”の展示も。

特に注目の“お宝”は?

1.「CONCERT ARCHIVE」展示風景
「CONCERT ARCHIVE」展示風景

会場は、横浜赤レンガ倉庫1号館の3Fホールと2Fスペースの2フロア。巨大な画面でライブ映像を上映する「ライブシアター」のほかに、「CONCERT ARCHIVE(コンサートアーカイブ)」「COMMERCIAL ARCHIVE(コマーシャルアーカイブ)」「RECORD ARCHIVE(レコードアーカイブ)」「MEDIA ARCHIVE(メディアアーカイブ)」「MEMORIES ARCHIVE(メモリーズアーカイブ)」の5つのエリアで構成されています。

数々のお宝の中から、とりわけ貴重な展示品をピックアップ!

1973年7月に開催された「ロックンロール・カーニバル」のフライヤー
1973年7月に開催された「ロックンロール・カーニバル」のフライヤー

1つ目は、1973年7月21日に京都会館で開催されたイベント「ロックンロール・カーニバル」のフライヤー。内田裕也さんが主宰するフェス形式のイベントで、この時の出演はCAROL、桑名正博が在籍したファニーカンパニー、内田裕也と1815ロックンロールバンド、都落ちの4組でした。写真ではなくイラストが描かれているのは、この時代ならでは。

アルバム『YAZAWA』のジャケットで矢沢さんが着用していたロサンゼルスレイカーズのジャンパー(レプリカ)の展示
アルバム『YAZAWA』のジャケットで矢沢さんが着用していたロサンゼルスレイカーズのジャンパー(レプリカ)の展示

2つ目は、1981年にリリースされたアルバム『YAZAWA』のジャケット写真で、矢沢さんが着用していたロサンゼルスレイカーズのジャンパーです。同じデザインのレプリカですが、現物が見られるのは感動的です。

50年ぶりに発見された革ジャン
50年ぶりに発見された革ジャン

3つ目は、1975年4月13日に東京の日比谷公園大音楽堂で行われたCAROLの解散コンサート「Good Bye Concert of CAROL」で矢沢さんが着用していた革ジャン。行方不明になっていましたが、今回の“お宝”募集により、50年ぶりに発見されました。丈を短くしたり、右襟を立ちやすくしたりと加工した形跡が見られることから、本物であると断定されました。

矢沢さんが出演した懐かしいCMやテレビの資料やグッズの展示も多数
矢沢さんが出演した懐かしいCMやテレビの資料やグッズの展示も多数

展示のほかには、完全初公開となるリハーサル、ライブ映像が大画面で上映されていますので、時間をかけてじっくりとご覧ください。同展は、大阪・堂島リバーフォーラムでの開催も予定しています(2025年9月12~24日)。

EIKICHI YAZAWA 50th Year Memorial Exhibition 「俺たちの矢沢永吉」展 情報

期間:2025年6月7日(土)~2025年6月22日(日)
場所:横浜赤レンガ倉庫1号館 2Fスペース・3Fホール
時間:平日 (6月9~13日、6月16~20日)11:00~18:00、土曜(6月7、14、21日)10:00~19:00、日曜(6月8、15、22日)10:00~17:00 ※最終入場は閉場の1時間前
入場料:当日券 一般 3500円、学生(小~大学生)2000円
公式Webサイト:https://www.eikichiyazawa.com/feature/50thmemorialexhibition

最初から読む


この記事の執筆者:田辺 紫 プロフィール
神奈川県在住コピーライター。2001年2月より総合情報サイト「All About」で横浜ガイドを務める。2009年4月、第3回かながわ検定 横浜ライセンス1級取得。「横浜ウォッチャー」として、ブログ、SNSを運営。

Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

編集部が選ぶおすすめ記事

注目の連載

  • ヒナタカの雑食系映画論

    『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』が戦争アニメ映画の金字塔となった3つの理由。なぜ「PG12指定」なのか

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    「まるでペットのようだったのに…」Suicaペンギン卒業で始まるロス。リュック、Tシャツ…愛用者の嘆き

  • 海外から眺めてみたら! 不思議大国ジャパン

    「空の絶対権威」には逆らえない!? JALの機長飲酒問題に思う、日本はなぜ「酔い」に甘いのか

  • 世界を知れば日本が見える

    【解説】参政党躍進に“ロシア系bot”疑惑、証拠なく“自民党の情報操作”との見方も