【専門家が解説】迷子経験者6割超! 旅先や人混みで子どもを守る「家族の約束」

夏休みは家族で旅行に出掛ける人も多いのではないでしょうか。セコムIS研究所の舟生岳夫さんは、「そんなときこそ、迷子に注意」と語ります。どんな迷子対策があるのかを聞きました。

「この状況はおかしいな」と感じるセンスを育てる

舟生さんは、普段から子どもが状況を冷静に判断できる感覚を発達させることが大事だと語ります。
 
「連れ去りを予防するには、おかしいな・変だなと感じる感覚・センスを育てることが大切です。そのためには、どんな状況も保護者に共有できる親子関係を築くことが近道。気軽に、『今日はこんなことがあったんだ』と相談できる仲を目指してください。

子どもから相談されたら、保護者はまずどんなところに違和感があったのかをしっかりと聞いてあげましょう。大事なのは、子どもの対応を叱ったり、怒ったりしないことです」
 
叱られると、子どもは保護者に相談することを辞めて自分で抱え込むようになってしまうそう。
 
「少しずつ対話を重ねて、危険な状況を子どもに教えてあげることです。そうすることで、『おかしいな』と気付くセンスが子どもに育っていくでしょう」
 
子どもの危機管理能力は、いきなり身に付くものではありません。違和感に気付くための地道な積み重ねが必要なようです。
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舟生 岳夫さん プロフィール
セコム株式会社 IS研究所 リスクインテリジェンスグループ チーフ研究員。キッズデザイン協議会理事、防災設備士。各種防犯セミナーの講師をはじめ、学校や施設のセキュリティポリシー策定コンサルティングなどを実施。セコム「子どもの安全ブログ」のモデレーターとして、子どもの安全に関する情報を発信し続けている。

この記事の執筆者:結井 ゆき江
フリーランスの編集者・ライター。中学受験雑誌の編集者として勤務した後に独立。小学校で発達障害グレーゾーンの児童をサポートした経験から、教育分野を中心にライターとして活動する。
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