
最近では筆者も、「日本に行ってきたよ!」と、少なくない数のフランス人から声をかけられています。行き先は東京、大阪、京都などの定番が多いのですが、それよりも興味深いのは、彼らがフランスに持ち帰ってきた「お土産の中身」です。
内容はアニメグッズ、コンビニグルメ、伝統工芸品といった、いわゆる「日本らしいお土産」にとどまりません。中には日本人でさえ「よく見つけてきたね!」と思うような、意外なものが含まれています。今回はそのいくつかをご紹介したいと思います。
大人気「100均」で売っている「味付けたまごメーカー」
安くて便利、面白いアイテムが見つかるとして、日本の「100均」は外国人から大人気。場所によっては、もはや“観光スポット”のようなにぎわいを見せている100均ですが、数あるアイテムの中からフランスの友人が選んだのは、なんと「味付けたまごメーカー」です。
確かに、パリにはラーメン店が数多く存在しています。一時期は“ラーメンブーム”が巻き起こり、お昼どきには行列ができるほどの人気ぶりでした。味付け卵は、そんなラーメンの定番トッピングの1つ。きっとそこで食べた味が強く印象に残っていたのでしょう。
ちなみに彼は、これまではジップロックを使って、パリで買えるしょうゆなどを駆使しながら味付け卵を作っていたのだそう。だからこそ、日本旅行中に出会ったこの「味付けたまごメーカー」は、彼にとって本当にうれしい発見だったようです。
よく見つけたな……という思いもありますが、味付け卵がフランス人にこれほどウケている事実も含めて、意外性のあるお土産だと感じました。
ニトリの「吸水マット」

フランスに持ち帰ってから、最初はおそるおそる洗い物を置いていたそうですが、その驚くほどの吸水性にすっかり感動してしまったとか。というのも、フランスのキッチンはシンク周りが中々に不便。日本のような“かゆいところに手が届く”便利グッズはなく、洗い物はシンク横の水切り場か、水切りカゴに置くしかありません。
さらに水道水に石灰が混じっているため、せっかく買った水切りカゴも、時間が経てば底の部分が真っ白に……。きれいにするには、これまた専用の洗剤を使って石灰を取り除かなければいけません。
