脚本が良かったと思う「医療ドラマ」ランキング! 2位『コード・ブルー』を抑えた1位は?

All About ニュース編集部では、高い人気を誇る「医療ドラマ」に関するアンケート調査を実施しました。今回は、「脚本が良かったと思う医療ドラマ」のランキングを紹介します。(サムネイル画像出典:『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』公式X)

All About ニュース編集部は、3月24~25日の期間で全国の10~70代の男女300人を対象に「医療ドラマ」に関するアンケート調査を実施しました。

医療ドラマは定番のジャンルとなり、数多くの高視聴率作品を生み出しています。そこで、この記事では「脚本が良かったと思う医療ドラマ」のランキングを紹介します。

>14位までの全ランキング結果

2位:コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-/48票

2位は、フジテレビ系で放送された『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』です。主演は山下智久さんで、2008年にシーズン1が放送されています。シーズン1、2の脚本を手掛けたのは、数多くのヒットドラマを生み出した林宏司さん。ドラマはシリーズ化され、スペシャルドラマやスピンオフドラマ、劇場版映画も制作されました。

同作は、医師を乗せ患者を助けに向かう救急医療用ヘリコプターの「ドクターヘリ」を取り上げたドラマ。翔陽大学附属北部病院救命救急センターに、フライトドクターを目指す4人の医師がフェローとして赴任するところから物語がスタートします。救命救急の現場を取り上げながら、若い医師たちの成長する姿も作品の見どころ。常に視聴者を飽きさせない脚本となり、高評価を得ました。

回答者からは、「一人一人丁寧に人物が描かれているから」(50代女性/埼玉県)、「緊急事態に対応する若き医師たちの奮闘に共感や感動を覚えることができた」(50代女性/岐阜県)、「医療という部分だけではなくて人間模様だったりストーリーに引き込まれた」(30代女性/大阪府)などの意見が寄せられました。
 
コード・ブルー
コード・ブルー

1位:JIN-仁-/63票

1位を獲得したのは、TBS系で放送された『JIN-仁-』でした。村上もとかさんの漫画が原作で、脚本はヒットメーカーで『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』(NHK総合)も担当する森下佳子さんが務めています。主人公の南方仁を大沢たかおさんが務め、2009年に『JIN-仁-』、2011年に完結編を放送。どちらも高視聴率を記録し、東京国際ドラマアウォード、ギャラクシー賞などさまざまな賞を獲得しました。

同作は、幕末の江戸にタイムスリップした脳外科医の仁が、現代の医療の知識を使い人々の命を救うヒューマンドラマ。たいした医療器具がない中で、工夫をしながら治療をする仁の姿が感動的に描かれました。森下さんが原作漫画をうまく脚色し、豪華な俳優陣が壮大なドラマに仕上げた作品です。

回答者からは、「漫画という原作があって、それをさらにおもしろくしているから」(50代男性/愛知県)、「時代背景も良かったしそれぞれのキャラクターも魅力的だった」(40代女性/東京都)、「幕末で医療を行うという難しい設定でしたが、無理な感じもなく良かったです」(50代女性/広島県)などの意見が寄せられました。

※回答者コメントは原文ママです

この記事の筆者:ゆるま 小林 プロフィール
長年にわたってテレビ局でバラエティー番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。
 
JIN -仁-【TBSオンデマンド】
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