アイドルとしての魅力はパフォーマンス能力の高さ
ざっとプロフィールを見ただけでも、すさまじい進化を続けている井上さん。ここまで活躍が続くと、アイドルグループにありがちな「運営の激推し」なのか……と勘ぐってしまいますが、井上さんは実力で仕事をもぎ取っているといえるでしょう。まず、アイドルとして重要な“ダンスと歌”の実力をひもときます。ダンスについては、幼いころから10年ほどバレエを習っていた経歴を持ち、どの楽曲でも軸がブレない体幹の強さを見せています。初の表題曲センターを飾った『おひとりさま天国』では、キレのあるパフォーマンスを披露。新曲『ネーブルオレンジ』では指先まで意識した所作の美しさを見せるなど、圧倒的な存在感を発揮しています。
身長は158cmとグループの中で大きい方ではない井上さんですが、どの楽曲でも目立つのはしっかりとしたダンスを見せているからでしょう。印象に残るのは、ダンスの一つひとつの動きがきれいな証拠。デビュー時と比較してもダンスは日々進化しているので、これからどこまで成長するか楽しみです。
音楽アワードではグループ初のソロ歌唱を披露
ボーカルに関しては、クセがなく繊細な歌声が持ち味。グループの番組ではさまざまなアーティストの楽曲を披露していますが、安定感があり聞いていて気持ちのいい歌声です。YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」では、『君の名は希望』『ネーブルオレンジ』を5期生・中西アルノさんと共に歌唱しており、井上さんは中高域の広がりがある歌声を披露。中西さんとの相性も抜群で、ぜひ一度視聴してほしい動画となっています。2025年3月には、音楽アワード「MTV VMAJ」でグループとして初となるソロ歌唱を披露するなど、歌手としての活躍の場を広げています。「MTV VMAJ」では約2万人の観客を前に堂々としたパフォーマンスを行い、ハートの強さも見せました。今後がさらに期待できるアイドルであり、乃木坂46を背負って立つ大エースになる可能性も秘めています。



