
「All About」ガイドで、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演する安蔵靖志が解説します。
(今回の質問)
テレビの「エコモード」って本当に省エネになっているんですか?
(回答)
一定の省エネ効果が期待できます。特に、テレビをつけっぱなしにしがちな人の場合、効果的です。
エコモードを利用すると、一定の省エネ効果が期待できます
テレビの「エコモード」は、電力消費を抑えるために提供されている機能です。画面の明るさを抑えたり、自動オフタイマーなどによって省エネを図ります。このモードを利用することで、一定の省エネ効果が期待できます。メーカーによって搭載する機能はさまざまですが、以下のような省エネ機能が搭載されていることが多いです。
部屋の明るさに合わせて輝度を調整
内蔵する照度センサーで部屋の明るさをセンシングし、部屋が暗い場合はテレビの明るさを抑えることで省エネを実現します。見やすさの向上にもつながる便利な機能です。無操作時に電源をオフする「自動オフタイマー」
一定時間リモコン操作などが行われない場合に、自動的に電源をオフにする機能です。部屋に誰もいない場合や、テレビ視聴中に寝てしまった場合などに効果的です。テレビ放送が終了すると電源をオフにする「無信号電源オフ」
テレビ放送の終了後など、映像が映らない状態になってしばらくすると電源がオフになる機能です。こちらも部屋に誰もいない場合や、テレビ視聴中に寝てしまった場合などに効果的です。人感センサーで賢く省エネ
人感センサーでテレビの前にいる人を検知することで、人がいなくなると画面をオフにして節電します。電気代の節約、さらには環境への配慮にも
これらのエコモードを使用することで、どれだけの省エネにつながるかは、その家庭における使い方によるため、数値として出すことはできません。しかし、テレビのエコモードは確実に省エネに寄与しています。利用者が日常的にエコモードを活用することで、長期的にみれば電気代の節約にもつながり、環境への配慮にもなります。ぜひ積極的に利用してください。
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この記事の筆者:安蔵 靖志
ビジネス・IT系出版社で編集記者を務めた後、フリーランスに。記事執筆のほか、テレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。ラジオ番組の家電コーナーの構成なども手掛ける。
ビジネス・IT系出版社で編集記者を務めた後、フリーランスに。記事執筆のほか、テレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。ラジオ番組の家電コーナーの構成なども手掛ける。