【春ドラマ厳選】絶対見るべき! “おバカキャラ”松田元太主演作や伏線回収ドラマなど、おすすめ3作品

2025年の春ドラマには面白そうな作品が勢ぞろい。今回は、全てのドラマを視聴する元テレビ局スタッフがドラマを厳選し、『恋は闇』『人事の人見』『あなたを奪ったその日から』の魅力を解説します。(サムネイル画像出典:『人事の人見』公式Instagram)

松田元太がG帯ドラマ初主演を務める『人事の人見』

続いては、4月8日から放送がスタートする『人事の人見』(フジテレビ系)です。Travis Japan・松田元太さんが地上波ドラマ単独初主演、ゴールデン帯ドラマ初主演を務めます。松田さんといえば、“おバカ・天然キャラ”でブレーク中。今作の主演も『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(同局)でサプライズ報告されるなど、バラエティー番組で大活躍しています。

そんな松田さんは、俳優としてメキメキと頭角を現しているアイドルです。『東京タワー』(テレビ朝日系)では、家庭教師先で知り合った専業主婦と危険な恋に溺れる大学生・大原耕二を切なく熱演。『ビリオン×スクール』(フジテレビ系)では成績不良の生徒・紺野直斗を担当し、葛藤を繰り返しながら自分の夢を見つける高校生を演じました。ドラマや映画の出演はまだ少ないですが、さまざまなタイプの役を丁寧に表現し、俳優としての成長を見せています。映画『ライオン・キング:ムファサ』の吹き替えや、劇場アニメ『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』の主人公・らいおんくんの声優も担当する予定で、その表現力の高さが注目されているところです。

松田元太演じる人見廉は“おバカキャラ”!

『人事の人見』で演じる主人公・人見廉は、おバカでピュアすぎる性格を持ち、常に型破りな言動で周りを振り回すキャラクター。松田さん自身にも通じる設定で、脚本の冨坂友さんは松田さんにヒアリングして、その人となりを役に落とし込んでいるそうです。この冨坂さんはコメディー作品を多く手掛ける新進気鋭の劇作家で、今作が地上波連続ドラマの本格デビュー作。松田さんと化学反応を起こしそうな予感で、2人がどんな“おバカキャラ”を作り上げるか注目です。

ドラマは痛快オフィスエンターテインメントをうたっており、古い熱血体質が残る大企業が舞台。とにかく人が好きな人見が、既成概念や世間の評価にとらわれずに、目の前の人の本質を見抜いていきます。共演者は、ヒロイン・真野直己を演じる前田敦子さんをはじめ、松本まりかさん、鈴木保奈美さん、小日向文世さんなど個性派ばかり。会社で起きるさまざまなトラブルを取り扱うコメディー作品になるようで、松田さんの新たな魅力も堪能できそうです。特に、前田さんや松本さんはコメディーにもうまく対応できる俳優なので、テンポ感がいいドラマになりそうな予感がします。会社のトラブルを主人公が解決していく、というのも見どころの1つになりそうです。
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定番になりつつある“伏線回収ドラマ”も!
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