
旧車に特化した買取サービス「旧車王」を運営するカレント自動車は、旧車(クラシックカー)ファンの男女133人を対象に「昭和の名車」に関するアンケート調査を実施しました(調査期間:2025年2月18〜24日)。本記事では、旧車ファンが選ぶ、乗ってみたい「昭和の名車」ランキングを発表します!
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2位:日産「フェアレディZ」/15票
2位は、日産の「フェアレディZ」。アポロ11号が人類初の月面着陸に成功し、日本では東名高速道路が全面開通した1969年に、初代フェアレディZが登場しました。2025年モデルも発売された、55年以上の歴史を持つ名車です。スタイリッシュなデザインでアメリカを中心に世界的な人気を誇り、日本のスポーツカー文化を世界に広める立役者に。2シーターのスポーツカーは庶民には手の届かない代物だった当時、比較的リーズナブルな“手の届く”スポーツカーとして注目を集め、デザイン性だけでなく、世界ラリーなどレースにも参戦するエンジン搭載というポテンシャルの高さで多くのファンを魅了しました。
1位:トヨタ「2000GT」/20票
1位は、トヨタの「2000GT」。オートバイを中心に輸送用機器を製造する「ヤマハ発動機」の協力を得て開発、1967年に発売されました。当時、爆発的な人気を博した映画『007(ダブルオーセブン)』シリーズの5作目『007は二度死ぬ』の撮影が日本で行われ、主人公ジェームズ・ボンドが運転する「ボンドカー」として2000GTが登場(正確には、ボンドは助手席で運転しておらず、日本の諜報(ちょうほう)機関の女性・アキが運転しています)。世界的に知名度を上げました。開発中のスピードトライアルにおいて、平均速度で世界記録を樹立するなど本格的GTであるほか、販売期間が短く台数も少ない希少性の高さから「幻の名車」とも呼ばれています。
この記事の筆者:福島 ゆき プロフィール
アニメや漫画のレビュー、エンタメトピックスなどを中心に、オールジャンルで執筆中のライター。時々、店舗取材などのリポート記事も担当。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は6年。