『べらぼう』第6話 “カモ平”が“鬼平”に⁉ 長谷川平蔵の粋な登場にX「良すぎる」「何なんだこのいい男は!」

2月9日に放送されたNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第6話のストーリーをおさらいしつつ、今後の見どころに迫ります。(画像出典:NHK『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』公式Webサイト)

苛烈な幕内政治に翻弄される渡辺謙“田沼意次”も話題

べらぼう
画像出典:NHK『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』公式Webサイト

一方、老中・田沼意次(渡辺謙)の奮闘により、大火から続いていた幕府の財政が立ち直りつつある中、莫大な資金がかかる日光社参をごり押しする老中首座・松平武元(石坂浩二)。その裏には将軍・家治(眞島秀和)の側室であり次期将軍の母・知保の方(高梨臨)の強欲さが渦巻いており、次代を考える田沼は自身の理ばかりを推し進めるわけにもいかず厳しい状況に。

長谷川が「武家なんて席取り争いばっかやってるぜ。世の中そんなもんだ。気にするな」と蔦重を慰めた言葉に説得力を持たせており、Xでは「幕府内部の政治の苛烈さを感じさせる凄味があったな……」「江戸バイオレンス要素がしっかり入ってる」「江戸中期〜の権謀術策な幕府のゴタゴタも入って来るんだろうな。震えながら期待するしかない」などのコメントが寄せられています。

第7話は「好機到来『籬(まがき)の花』」。蔦重は今の倍売れる細見を作れば、地本問屋仲間に参入できる約束を取り付けるが、反発する西村屋と小泉忠五郎(芹澤興人)が阻もうとして――。

濡れ手に粟&棚からぼたもちで版元入りへの一歩を踏み出した蔦重に襲いかかる新たな試練とは? 人情味あふれる蔦重ら江戸っ子の登場人物たちが、テンポよく繰り出す地口にも注目です。

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この記事の執筆者:地子給 奈穂
編集・ライター歴17年。マンガ、小説、雑誌などの編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWeb戦略コンサルティングも行う。

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