GACKT、スシロー問題に「本質的に解決したわけではない」と自論。「それは本当に正しいことなのか?」

歌手のGACKTさんは2月9日、自身のXを更新。大手回転ずしチェーン「スシロー」が、落語家でタレントの笑福亭鶴瓶さんを起用した広告の使用を一時見合わせたのち再開した問題について、自論を述べました。(サムネイル画像出典:GACKTさん公式Xより)

歌手のGACKTさんは2月9日、自身のX(旧Twitter)を更新。大手回転ずしチェーン「スシロー」が、落語家でタレントの笑福亭鶴瓶さんを起用した広告の使用を一時見合わせたのち再開した問題について自論を述べ、話題となっています。

【実際の投稿:GACKT、スシロー問題に自論を展開】

「完璧な人間などいないのに」

GACKTさんは「スシローがまともな判断を下したのは良かったが、この問題は本質的に解決したわけではない」と投稿。続けて「そもそも、その場に居合わせただけで批判されるのなら、広告に関わる人間は『他人との付き合いをやめろ』ということになる。こんな風潮が広がれば、社会全体が萎縮し、本来あるべきコミュニケーションすら成り立たなくなる」「曖昧なモラルがルール化され、それが当たり前になっていく。それは本当に正しいことなのか?」とつづっています。また、「日本に蔓延する足の引っ張り合いと、拡張され過ぎたモラル。完璧な人間などいないのに、社会全体が完璧を求め、不完全さを許さない。この風潮が、経済停滞や増税、さらには社会の活力低下につながっていくことは明白だ。そして、最終的に苦しむのは国民全体だ」などと警鐘を鳴らしました。モラルがルールへと拡張していく風潮が“スシロー問題”の本質であると自論を展開しています。

この投稿には「おっしゃる通り」「これは本質的」「説得力がすごい」「聖人君子を求め過ぎな世の中になってるような気がします」「人付き合いが難しい社会になりましたよね」「このままいけば家から一歩も出られなくなる」などの声が寄せられました。

「なんか変だぞ、日本」

4日の投稿でも「こんなトバッチリまで当たり前になってしまったら、誰かが主催する食事会もパーティーにも参加できなくなるじゃん? なんか変だぞ、日本」と“スシロー問題”に言及していたGACKTさん。この投稿にも「むちゃくちゃとばっちりですよね?」「コンプライアンスと言う言葉がネジ曲がった方向に向いてる気がします…」など、同意する声が寄せられていました。今後のGACKTさんの発言にも注目したいですね。
 
 
GACKTのドス黒いメンタリズム (NORTH VILLAGE)
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