賢将&百合子の“親友思い”に泣かされた
鉄平が失踪した後も端島の閉山まで朝子を見守り、彼女のために自身の被ばくの真相を墓場まで持っていった百合子。これ以上、百合子には朝子に話せない真実を抱えさせたくないと考え、各地を転々とする逃亡生活を送る鉄平の真実を1人で抱え続けた賢将。2人は鉄平と朝子の物語になくてはならない存在であり続けました。
Xでは「二人とも親友の為に人生かけて秘密を守れる、慈悲と愛に満ちた人だし似たもの同士の夫婦だったね」「全てを背負って孤独に生きることを決めた鉄平を最後まで諦めず連絡を取り続けた古賀賢将という男があまりに男前すぎる」「最後まで一人で生き抜いた鉄平、親友との約束を墓場まで持っていった賢将や百合子、みんな自分の人生を気張って生き抜いてる…」などのコメントが寄せられています。
かつての端島で命を燃やした鉄平や朝子たちの生きざまと思いが、現代を生きる玲央の心へとつながってフィナーレ。70年の時を超えた愛と青春と友情、家族の物語は大団円の結着を見せました。さすがTBS日曜劇場とも言うべき壮大なスケールの映像、演出も見事。しばらく余韻が残りそうです。
この記事の執筆者:地子給 奈穂
編集・ライター歴17年。マンガ、小説、雑誌などの編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWeb戦略コンサルティングも行う。