豪徳寺駅の魅力は「招き猫」だけじゃない! 南北の商店街におしゃれカフェ、西洋建築や銭湯も充実してた
小田急小田原線と東急世田谷線の交わる場所と近い「豪徳寺駅」は、その名の由来ともなった豪徳寺の最寄り。お寺以外の見所や街の雰囲気は? 行って調べてきました!
「豪徳寺駅というからには近くに『豪徳寺』があるんだろうな」と思われる人も多いでしょうが、その豪徳寺は……あります! こちらはあの「招き猫」が誕生したことで有名なお寺であり、世田谷区内を代表する史跡であり散策スポットの1つです。
駅前の商店街はなかなかに栄えており良店や量販店が多く、豪徳寺以外にもギャラリー付き西洋建築やおすすめ銭湯もあるなど、その住環境はかなり良好。豪徳寺を参拝する時だけでなく、住居を構えたい時にもおすすめです。
豪徳寺駅の基本情報:家賃相場はいくら?
豪徳寺駅に乗り入れるのは小田急小田原線の1本のみ。しかし実際には東急世田谷線の山下駅とも直近、というよりほぼ直結しており、実質的に小田原線と世田谷線の2路線が使用可能という、電車の利便性に優れた駅です。
豪徳寺駅周辺の家賃相場は駅徒歩10分以内、築年数10年以内でワンルームが約8.8万円、1LDKで約14.4万円、2LDKは約18.2万円となっています。(SUUMO、2024年12月11日確認)。小田急線の起点である新宿駅と比べて2万円弱安く、前述のアクセス利便性とも合わせれば、かなり「おトク」な相場と呼べるかもしれません。
豪徳寺駅の開業は1927年で、2004年に高架駅へチェンジ。駅名と地域名の元でもある豪徳寺については後述します。
駅の南北に商店街がぐねぐね伸びる
豪徳寺駅を降りると、招き猫の石像に迎えられました。
豪徳寺駅の駅舎は、高架部分が住宅や商店街のただなかを横切っているようで、なかなかの大きさと存在感! こうした構造は小田急線の高架部分ではポピュラーなものです。
駅ナカ施設は少ないながら「
サンマルクカフェ」と「
デニーズ」があるので、軽食や休憩、簡単な仕事は駅前でできそうです。
豪徳寺駅と隣接しているのがこちらの
東急世田谷線「山下駅」。形式上は別々の駅ながら、極めて駅が近いので実質的な同一駅と扱われることも。
そんな山下駅と豪徳寺駅の中間にある細い路地には、かなり渋めな店舗が集中。
何ともレトロな「カラーテレビ」のフォントが印象的な電気屋さんも。
昼間に行った時はシャッターを下ろしている店も多くありましたが、看板だけでも「どんな店なんだろ……?」と惹かれてしまいます。
豪徳寺駅の真下を横切る形で、駅の南北には細長い商店街が伸びています。北側は「
山下商店街」、南側は「
豪徳寺商店街」です。
道路幅がかなり狭い上に道が細かく湾曲しているので、先までが見通せず、どことなく迷宮めいた雰囲気。
商店街内には個人経営からチェーン店までさまざまなお店が入っており、年季と貫禄を感じさせる古着屋も営業中です。
招き猫と縁の深い町・豪徳寺らしい猫グッズのお店も。
スーパーマーケットも小さいながら複数あり。こちらの「
まいばすけっと」は北沢川緑道沿いにあるので、ちょっとした量の買い物であれば、帰りにちょっと緑道散歩なんてことも出来そうです。
こちらの「
トップパルケ」は豪徳寺の商店街でも特に大きな方。左側のテントの下には青果類が並んでいました。こうした買い物スポット全てが駅から南または北に歩いてすぐアクセスできるので、通勤・通学の買い物に不便を感じることはありません。
そして、このように豊かににぎわう商店街には、そのにぎわいを求めて良質なカフェも集まるもの。
豪徳寺の商店街には個人経営でおしゃれなカフェが複数見つけられます。散策中の休憩に訪れてみてはいかがでしょうか。