連覇か、リベンジか、ダークホースか。M-1グランプリ2024のファイナリスト9組、特に注目したいのは?
日本一の若手漫才師を決める大会、M-1グランプリ2024の決勝に進むファイナリスト9組が発表されました。決勝の見どころや注目芸人についてご紹介します。(サムネイル画像:All About ニュース編集部撮影)
日本一の若手漫才師を決める大会、M-1グランプリ2024の決勝に進むファイナリスト9組がついに発表されました。決勝の見どころや注目芸人についてご紹介します。
14年ぶりの異常事態!? 昨年優勝・準優勝の2組が決勝進出
激戦を制した9組のうち、やはり最注目は昨年優勝の令和ロマンと、同じく昨年準優勝のヤーレンズでしょう。
前年度の優勝コンビと準優勝コンビが決勝にそろうのは2010年大会のパンクブーブー(2009年大会優勝)と笑い飯(2009年大会準優勝)以来のこと。2010年大会は笑い飯の優勝でしたが、今回はどのような決着となるのか。
また、真空ジェシカの「4年連続ストレートでの決勝進出」も笑い飯に次ぐ快挙。今年こそ悲願の優勝を狙います。
ダークホースにラストイヤーも! 見逃せない戦いに
そんな連続進出組と戦うのは、エバース、ダイタク、ママタルト、バッテリィズ、ジョックロックの初進出組5組と、返り咲きでの進出となるトム・ブラウン。
その中でもダイタクとトム・ブラウンは今年がラストイヤー。ダイタクは初の決勝進出ということもあり、SNSには「ついに行ったか」「本当によかった」などと、ファンや芸人仲間からの祝福の声があふれました。
連覇か、リベンジか、ダークホースか。どのコンビが優勝してもおかしくない、見逃せない戦いになっています。
もはや「ミニM-1グランプリ」? 敗者復活戦にも注目
昨年にそれまでの「視聴者投票」から「会場の観客と芸人審査員の二段階投票」に審査方法が変更された敗者復活戦にも注目です。
人気の「ある」「なし」よりも「当日のネタの出来」が評価されやすい形となり、昨年は全国的な知名度がまだ低かったシシガシラが敗者復活を果たして決勝へ。
決勝未経験コンビが敗者復活を勝ち上がったのは、2015年のトレンディエンジェル以来8年ぶりでした。
納得性のある審査方法に、豪華な芸人審査員。もはや「ミニM-1グランプリ」といってもいいほどの熱い戦いが繰り広げられる敗者復活戦から今年も目が離せません。
M-1グランプリ2024、決勝は12月22日の18時30分からテレビ朝日で生放送。敗者復活戦も同日の15時から生中継されます。お見逃しなく!
この記事の筆者:石川 カズキ
1984年沖縄県生まれ。筑波大学人間学類卒業後、会社員を経て芸人・作家・コピーライターに。エレキコミック・ラーメンズを輩出した芸能事務所トゥインクル・コーポレーション所属。第60回宣伝会議賞コピーゴールド受賞、LOFT公式YouTubeチャンネル「コントするイシカワくん」シリーズのコント台本・出演、KNBラジオCMコンテスト2020・2023協賛社賞受賞など。お仕事があればお気軽にご連絡ください。AIから仕事を奪うのが目標です。