洗濯機の排水ホースは何年で買い替えればよい？ 寿命のサインはある？【専門家が解説】

洗濯の際に使用した水を排水してくれる排水ホース。どれくらいの頻度で交換すればよいのかはご存じでしょうか。実は、適切な頻度で交換しないと、水漏れなどで暮らしに影響が出る可能性があるのです。

「All About」ガイドで、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演する安蔵靖志が解説します。
  どういうことなのか、以下で詳しく解説します。

排水ホースは長くても5年に1回は交換しましょう

洗濯のたびに汚水を排水するホース。消耗品のため、適切なタイミングで交換が必要です。一般的に寿命は2～3年程度と言われています。もちろん使用頻度や水の硬度、排水口の詰まり具合などによって寿命は変動しますが、長く見ても5年に1回程度は交換するのがおすすめ。そのほか、以下の症状があった場合にも交換を検討するとよいでしょう。

排水が遅い

排水時間がいつもより長くかかる場合、内側に糸くずなどがたまり、ホースが詰まってしまっている可能性があります。

洗濯機から水が漏れる

ホースに亀裂が入ったり、接続部分がゆるんだりすると、水が漏れる原因になります。

排水口から悪臭がする

ホース内に汚れがたまることで、悪臭が発生する場合があります。

ホースが硬くなったり、ひび割れたりしている

外見から劣化が確認できる場合は、交換時期が近いと考えられます。

上記のような症状が出ているにもかかわらずホースを交換しないと、水漏れで床が損傷してしまったり、排水口の悪臭が洗濯物に移ってしまう場合があります。

排水ホースは自分で交換することも可能です

排水ホースの交換は自分で行うことも可能です。その場合、購入するのはメーカーの純正品がおすすめ。洗濯機との適合性が保証されます。

また、購入前にはホースの長さを確認しましょう。新しいホースの長さは、古いホースの長さと同じか、少し長めのものを選んでください。交換時にはホースを洗濯機と排水口にしっかりと固定し、水漏れが起こらないように注意しましょう。

とはいえ、機種によっては構造が複雑で交換の難易度が高い場合もあります。取扱説明書をよく読んでから行うようにすることはもちろん、不安な場合は専門業者に依頼するようにしましょう。

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