エントリー数1万越え! 熾烈な戦いをくぐり抜けた30組
2024年のエントリー総数は、なんと1万330組。年々増加していますが、去年の8540組を大きく上回り過去最多の増加数、そして初の5桁を記録しました。一方で、2021年は25組、2022年は27組、2023年は30組と年々増えていた準決勝の枠は据え置きで30組。2024年の準決勝進出は、史上最も厳しい通過率でした。
<準決勝進出30組(エントリー順)>
真空ジェシカ(4年連続4回目・決勝3回)
マユリカ(4年連続5回目・決勝1回)
カベポスター(5年連続5回目・決勝2回)
トム・ブラウン(2年連続4回目・決勝1回・ラストイヤー)
ヤーレンズ(3年連続3回目・決勝1回)
家族チャーハン(初)
十九人(初)
金魚番長(初)
ナイチンゲールダンス(2年連続2回目)
エバース(2年連続2回目)
ドンデコルテ(初)
シシガシラ(2年連続2回目)
カラタチ(初)
ダイタク(2年連続6回目・ラストイヤー)
ひつじねいり(初)
令和ロマン(3年連続4回目・優勝1回)
例えば炎(初)
オズワルド(6年連続6回目・決勝4回)
フースーヤ(2年連続2回目)
今夜も星が綺麗(初)
ママタルト(3年連続3回目)
インディアンス(3年ぶり6回目・決勝3回)
豆鉄砲(初)
男性ブランコ(2年ぶり3回目・決勝1回)
ダンビラムーチョ(3年連続4回目・決勝1回)
滝音(3年ぶり3回目)
豪快キャプテン(2年連続2回目)
バッテリィズ(2年連続2回目)
ジョックロック(初)
スタミナパン(2年連続2回目)
激戦を制した30組のうち、準決勝初進出が10組、連続進出は17組、返り咲きでの進出が3組。
なお、2023年は初進出が13組、連続進出は11組、返り咲きが6組でした。
連覇に挑む、ラストイヤー、返り咲きも。準決勝の注目芸人
半分以上を占める連続出場組の中でも、ひときわ注目を集めているのは連覇を狙う昨年王者の令和ロマン。また準優勝のヤーレンズをはじめ、真空ジェシカ、マユリカ、カベポスター、ダンビラムーチョら昨年決勝組のリベンジも期待されます。ラストイヤーは、トム・ブラウンとダイタクの2組。決勝常連のモグライダーやロングコートダディら、ほかのラストイヤー組が敗退してしまった厳しい戦いを超えて、最後の準決勝に挑みます。
連続進出が途絶えても諦めず新しいネタを磨き、フレッシュなライバルたちを倒して戻ってきた返り咲き組のインディアンス(3年ぶり6回目・決勝3回)、男性ブランコ(2年ぶり3回目・決勝1回)、滝音(3年ぶり3回目)も注目です。
恒例のワイルドカードもスタート! TVerで1人1回投票
準々決勝敗退組の中から1組だけ復活できる「ワイルドカード」も11月26日12時からTVerでスタート。12月1日23時59分までの期間中に1人1回投票できます。なお、ワイルドカードで選出されたコンビは準決勝のトップバッターとなり、かつ準決勝で敗退すると敗者復活戦には出られません。
つまり、準決勝のトップバッターで31組中9位までに入る必要があり、過去9回のうちでそれを成し遂げたコンビはいません。
ある意味、敗者復活からの優勝より難しい条件ですが、2024年のワイルドカードは果たしてどうなるのでしょうか。
ワイルドカードを含む31組による準決勝は、12月5日に開催。決勝進出者は、例年通りであれば準決勝当日の夜にライブ配信にて発表されます。M-1ファンの皆さまはお見逃しなく!
この記事の筆者:石川 カズキ
1984年沖縄県生まれ。筑波大学人間学類卒業後、会社員を経て芸人・作家・コピーライターに。エレキコミック・ラーメンズを輩出した芸能事務所トゥインクル・コーポレーション所属。第60回宣伝会議賞コピーゴールド受賞、LOFT公式YouTubeチャンネル「コントするイシカワくん」シリーズのコント台本・出演、KNBラジオCMコンテスト2020・2023協賛社賞受賞など。お仕事があればお気軽にご連絡ください。AIから仕事を奪うのが目標です。