東アジア系の人々はどう違う?
韓国人
男女ともに色白の人が多い韓国人。女性はファンデーションをしっかりと塗り、サングラスや帽子の着用率が高いそう。また、前髪を作っている人や、黒髪・ロングヘアも多く、「髪がきれい」という印象を持たれています。韓国人は大人数で行動することが少なく、フランス人によると「2人組で楽しそうに歩いている」ことが多いそう。さらに、服のコーディネートが上手で、休日でもしっかりとした装いをしていることが印象的なのだとか。
中国人
とにかく声が大きくて元気いっぱい! 男性は短髪でラフな服装、女性はカラフルなファッションで、メイクは薄めかノーメイク。また、男女ともにリュック派で、髪を染めていない人が多いそうです。ただし、服装やスタイルには個人差が大きいため、「同じ中国人でも見た目の差が激しい」と言われています。団体で行動することも中国人の特徴です。「にぎやかで写真を撮ることが好きで、話しながら皆で仲良く歩いている」様子は、パリのデパートやレストランでもすぐに中国のお客さんだと分かるほどです。
日本人
スーツを着た会社員風の人を見かけると、フランス人はまず「日本人!」と思うそうです。スーツ以外では、モノトーンのシンプルなファッションが多く、控えめで主張の少ないスタイルをしているとのこと。また、日本人は声が小さく、控えめで穏やか。エレガントな佇まいの人が多いとされ、女性は「ふんわり」とした印象を持たれることが多いようです。髪を染めている人が多いのも、日本人ならではの特徴です。
フランス人も東アジアの違いに興味が
このように、観光業で働く人々や特定の国の「ファン」たちは、見た目やファッション、話し方、行動パターンなどから、東アジアのどの国から来たかを自然と見分けられることができるようです。ただし、これらの特徴はあくまで「傾向」に過ぎず、全ての人に当てはまるわけではありません。それでも、こうした文化の違いはフランス人にとっても非常に興味深いテーマです。
逆にヨーロッパでも、「フランス人・イタリア人・スペイン人をどう見分けるか?」という話題がよく取り上げられています。少し親しくなれば、今回のテーマも「面白い話題」としてフランス人に興味を持ってもらえることでしょう!
この記事の筆者:大内 聖子 プロフィール
フランス在住のライター。日本で約10年間美容業界に携わり、インポートランジェリーブティックのバイヤーへ転身。パリ・コレクションへの出張を繰り返し、2018年5月にフランスへ移住。2019年からはフランス語、英語を生かした取材記事を多く手掛け、「パケトラ」「ELEMINIST」「キレイノート」など複数メディアで執筆を行う。