フランス人は、東アジア人をどう見分けている?
もちろん、パリは中国人、韓国人、日本人といった東アジア系の人々にも大人気。地下鉄のアナウンスもそれぞれの言語で流れるほどです。さて、フランス人の中には、そんな東アジア系の人々を「外見だけで見分ける」達人がいることをご存じでしょうか? 日本人なら「日本人らしい」と感じる特徴があっても、欧米人からは「みんな似ている」と言われがちなこのテーマ。
しかし、彼らによれば、東アジア系の人々にはそれぞれ「独自の特徴」があるそうです。では、日本人、韓国人、中国人にはどのような外見の特徴があるのでしょうか。フランス在住の筆者が、その違いについてご紹介します。
見分ける達人は接客・サービス業
多くの人と接する仕事だからこそ
まず、日本人、韓国人、中国人を「外見だけ」で瞬時に見分けることができるのは、レストランやカフェ、ホテルといった“観光業で働く人々”に多く見られます。空港の入国審査官や税関職員も同様でしょう。筆者も、フランス語で「ボンジュール」とあいさつしたところ、「こんにちは」と日本語で返された経験が何度かあります。普段は「フランスには中国人が多いから」との理由で「ニーハオ」と声をかけられることもあるため、さらっと日本人だと見抜かれたときには「どうして分かったんだろう?」と驚いてしまいました。
その国の「大ファン」もしかり
日本、韓国、中国のいずれかが好きで、何度も旅行している人、留学していた・住んでいた……というフランス人もまた、瞬時に見分けることができるようです。彼らは文化の違いを実際に肌で感じでいますし、その国の映画やドラマ、YouTubeなどを日常的に観ています。こうして目が慣れているため、日本人、韓国人、中国人の違いを直感的に見極めることができるのです。