「幡ヶ谷駅」には何がある? 下町レトロな「個人商店」の街。グルメ地下街や銭湯、スポーツ施設も充実
京王新線の幡ヶ谷駅があるのは笹塚駅や初台駅の間。両隣の駅に対してやや地味なイメージも感じられますが、降りてみると何があるのでしょうか。行って確かめてみました!
北側の商店街にも、ディープな飲食店がずらり
いったん駅に戻り、反対側の北口へ。北口直結の雑居ビルには、先ほどのゴールデンセンターに負けず劣らずのレトロでディープなお店が入居しています。
そこから北方向に進んだ先にあるのは「
六号通商店街」。平日夕方には地域住民が多くここを利用しているようで、道ゆく人の年代はさまざまです。
こちらにも地元感たっぷりな青果店「
八穂昭」がありました。店先に並ぶ野菜はどれも激安!
「
Café et bar MiMi la forêt ici」ではコーヒーやスイーツのほか、2024年の流行語にも選ばれたヘルシーなデザート「アサイーボウル」も食べられるそうです。値段もフルサイズが最低1000円強と、都心部カフェの中では割安な印象。これも食べたくなりますね。
バニラソフトクリームの手書きポップや、店頭ディスプレイのスイーツが何ともかわいい「
Maison de miimo」も。こうしたお店のほか、六号通商店街には数多くの飲食店・居酒屋などが並んでいるので、よさそうなお店を探してみてはいかがでしょうか。
幡ヶ谷はスーパーが多くて買い物に超便利!
幡ヶ谷駅周辺のもう一つの特徴は、食品スーパーなどの多さ。駅から南北どちらに進んでもすぐ買い物ができます。
幡ヶ谷ゴールデンセンターの真上にあり、駅南口にほぼ直結しているのが「
ダイエー」。24時間営業で夜間の買い物にも便利です。
南口から少し進んだ場所の「
全日食チェーンほしの」は、店舗規模はコンパクトながら、商品の品ぞろえがかなり充実。総菜やお弁当も買えます。
北口からすぐ近くの「
ライフ」は都心部でも比較的よく見かけますね。店舗規模は分かれてそこそこ大きく、品ぞろえや価格も安定しています。
駅北側の6号通り商店街に面する「
大関屋青果店」は、あの「オオゼキ」系列。その名の通り、野菜の品ぞろえが特によく、ニンジン、ピーマン、タマネギなどの大袋が格安で売られていたりと、店頭に並べられた野菜の山はなかなか壮観です。
そこから北へ少し歩いた所の「
Santoku」も珍しいお菓子や商品があって便利。ここまでスーパーなどが多いと、むしろ「あの食品、どのお店で買うのが一番いいかな……?」と迷ってしまいそうですね。
公園や図書館、プールも併設された公共スポーツセンターも!
幡ヶ谷駅周辺は新宿から若干離れているとはいえ、まだまだ「都心」「ビル街」という印象の濃いエリア。首都高や甲州街道を走る自動車の喧騒(けんそう)を離れ、ゆったり緑に触れながら散策したい! という時には、駅南側にある「
西原緑道」へ行きましょう。
ここは旧玉川上水を暗渠(あんきょ)にした上部を緑化しており、ビルの隙間を縫うようにして細長い公園が続いています。玉川上水が暗渠化される前にあった「西代々木橋」「二字橋」「美寿々橋」などの跡も残っているので、そうした橋の名前と足跡を散歩ついでに追ってみてもいいかもしれません。
西原緑道を横断し、西原商店街を少し進んで右に入った所にあるのは「
渋谷区立西原図書館」。
「セーフティネット見守りサポート室」や渋谷区役所の出張所など、公共・福祉施設の機能も兼ねています。
また、図書館から徒歩数分の距離にはフィットネス施設、テニスコート、プールなどが併設された「
渋谷区スポーツセンター」もあり、健康維持の運動にも便利です。
その中には「
カラダ・サポートCAFEハチドリ」という飲食店も入っています。タコライスやハンバーグなど手作り料理を、運動や試合の後に食べると体も喜びそうですね。