「永福町駅」には何がある? 老舗ラーメン「永福町大勝軒」がある商店街、コンパクトだけど魅力的な街
「永」い幸「福」という縁起のいい名前を冠する「永福町駅」。閑静で落ち着いた雰囲気の住宅街が広がる街ですが、そのほかの見どころは何があるのか。駅を降りて確かめてみましょう!
京王井の頭線・永福町駅。隣駅に京王線との交差ポイント「明大前駅」があるため、渋谷や吉祥寺だけでなく新宿方向にもアクセス良好です。主な商業施設はほぼ駅近くに集中しているものの、実はおいしい飲食店が数多く点在しているエリアです。
神社やお寺が多いのも永福町の特徴であり、少し歩いた先には緑豊かな公園も! 活発なショッピングよりも、ゆったりグルメを味わったり、歴史に思いをはせたり……のんびり散策するのに向いている街です。
永福町駅の基本情報:家賃相場はいくら?
家賃相場は駅徒歩10分以内、築年数10年以内でワンルームが約8.7万円、1LDKで約13.4万円、2LDKは約18.4万円。(SUUMO、2024年11月8日確認)井の頭線の起点である渋谷駅よりは4万円前後安く、隣の明大前駅よりも3〜4000円安い相場になっています。
永福町という地名は、駅から南にある1522年創建の「永福寺」に由来しています。この地域は江戸時代から明治〜大正と発展が非常に緩やかだったものの、1933年に帝都電鉄(後の京王井の頭線)が開通すると人口が増え始め、戦後の復興期にはさらに住宅街としての整備が進んでいったそうです。
永福町駅の駅ビルから「富士山」が見える!
永福町駅の駅ナカ商業施設「
京王リトナード永福町」は、1階に食品スーパー「キッチンコート」が入っています。
永福町駅の2階改札から施設内の階段およびエスカレーターとも直結しており、改札からリトナード内、1階地上部までの動線が非常にスムーズ。
3階は半オープンエアになっており、かなり開放的。
さらに上がった屋上庭園「ふくにわ」は植栽も鮮やかな洋風の造りとなっており、ベンチやテーブルもあるので休憩にも使えます。
3階や屋上からは、天気がよければ「富士山」を遠くに望むことも可能! 取材時は雲がかかっていましたが、冬の晴れ間などは見事な白い富士を拝めそうです。
永福町の商店街は、南北に伸びている
駅を降りた先にあるのは「
永福町商店街」。駅路線と並行する井の頭通りや、南北に走る道路に沿って店舗が並んでいます。
北側は通りの両側に商店が多く並び、その間を京王バスが通っていきます。平日の昼でもそこそこの人通りがあってにぎやかですが、バスや車もそれなりに通るので、交通安全に少し注意した方がよさそうです。
北側の駅チカにある老舗ラーメン店「
永福町大勝軒」は、この近辺でも特に有名な店舗の一つ。平日でも11時頃には行列ができ始め、11時30分頃にはかなりの長さに!
商店街の近辺には長年親しまれている店舗から最新のお店まで、おいしい飲食店があちこちに点在しています。
住宅街の中でも、穏やかな雰囲気のカフェなどが営業していました。永福町の商店街&近辺はこうしたコンパクトながら光るお店が多い印象です。
商店街の北側には「マツモトキヨシ」も入っています。
年季の入ったレコードショップや美容室も
一方、線路を跨いだ南側は商店と住宅が交互になっており、北側よりものんびりとして、さらに地元向きな印象。
南側には年季の入ったレコードショップや美容室、小さな社(やしろ)と隣接する花屋さんなど、所々で気になるお店を見かけました。
さらに、駅から少し歩いた場所には「生活クラブ生協」の会員のみが利用できるスーパーマーケット「
デポーすぎなみ永福」も。2階はコワーキングスペースになっています。
駅チカにあるスーパー・量販店は先述の「京王リトナード永福町」に入っていた「キッチンコート」のみ。食品などの買い出しで行ける店舗が少ない点は、永福町で暮らすうえで注意した方がよさそうです。