シャワーは毎日浴びる?
フランスでは、多くの人が毎日シャワーを浴びます。特にパリなど都市部に住んでいる人は、「ほこりや排ガスがひどいから」と、体を清潔に保つよう努力しています。日本と少し違うのは、「朝にシャワーを浴びる」人が多いことでしょうか。これは、朝にシャワーを浴びて清潔な状態で人と会うため。朝のシャワーを、学校や仕事に行く前の“エチケット”として考える人が多いようです。
一方で、夜にシャワーを浴びてリラックスしてから寝る人もいれば、シャワーを浴びるのは数日おきという少数派もいます。その理由は、「面倒くさい」というより、乾燥したフランスの気候に対応するため。「肌のために毎日浴びるのを控える」という考え方です。
フランス人は、なぜ湯船に浸からずシャワーを選ぶのか
日本の家庭にはバスタブがあるのが一般的ですが、フランスではシャワーだけのバスルームが多く、特に都市部では、スペースを有効に使うためにバスタブを置かず、シャワールームだけを設置している家がたくさんあります。
まれにバスタブがある場合でも、毎日湯船に浸かる習慣はありません。フランスの人々は、冬の寒い日やリラックスしたいときにしかバスタブを使わないのです。