鎌倉紅谷の看板商品「クルミッ子」とMr. CHEESECAKE(愛称:ミスチ)が初コラボレーションした「Mr. CHEESECAKE クルミッ子」を期間限定で発売。先行して行われたプレス発表会で試食させていただきました。両商品を足しただけじゃない、相互の良さを感じられる、今までにないおいしさに感動!(画像は筆者撮影、一部提供)
はじまりは田村シェフのDMから
両者のコラボレーションのきっかけは、Mr. CHEESECAKE代表の田村浩二シェフが鎌倉紅谷の有井宏太郎社長にDMを送ったこと。
「Mr. CHEESECAKEとしてスイーツブランドとコラボしたことがなかったので、リサーチしていたんです。僕は神奈川県出身なので、鎌倉銘菓クルミッ子のことは知っていて、大好きなお菓子。スイスの伝統菓子エンガディナーをヒントに、いまの時代に合わせて作られているお菓子ということで、勝手にMr. CHEESECAKEとの親和性を感じていました。そこで、『クルミッ子とのコラボはどうだろう』とスタッフに相談したところ、皆、『いいですね』と。有井社長のX(旧ツイッター)を見てフランクでフットワークが軽い方だと感じ、面識はなかったのですが、2023年の11月ごろにDMで突撃(笑)しました」(田村シェフ)。
クルミッ子をイメージしたMr. CHEESECAKEを作ってほしい
一緒に何かできれば、というメッセージをいただき、「『これは楽しくなるに違いない』と心躍りました」という有井社長。初めての打ち合わせの時に、田村シェフは「熱量を伝えたい」と、クルミッ子の切り落としを使った試作品を持参したそう。
「試作の段階からすでにめちゃくちゃおいしかったのですが、『単にクルミッ子とチーズケーキを掛け合わせただけじゃなく、クルミッ子をイメージしたMr. CHEESECAKEさんのチーズケーキを作っていただきたい』とお伝えしました(有井社長)。
その要望を受け、田村シェフはクルミッ子らしさをより感じられるよう、Mr. CHEESECAKEで初めてチーズケーキの底にボトム生地を敷くことを決断。
単に、クルミッ子のクッキー生地を教わってそのまま使うのではなく、フランス料理のシェフをつとめた経験を生かし、フランスの伝統菓子ガレットブルトンヌというバターをたっぷり使用したクッキーを手作りし、浅めにローストしたクルミ、生キャラメルを合わせたボトム生地としました。