イタリア産「フェーダーローター」も買ってみた
2日後に同じワインを飲んでみたところ、後を引くような甘みはほとんどなくなり、さっぱりとした甘さだけが残っていました。炭酸も弱くなっており、食事にも合いそうな味わいです。この「フェーダーローター」の醍醐味(だいごみ)は、発酵具合の差を味わうことでもあるのかなと感じました。
「フェーダーヴァイサー」の楽しみ方
ちなみにドイツワイン協会によるおすすめの飲み方は、まずは「フェーダーヴァイサー」を買ってすぐに飲むことのようです。その味がちょうどよければ冷蔵庫に入れます。冷やすことで発酵のプロセスが緩やかになり、好みの味を楽しめる時間が長くなる、とのこと。買ってすぐの味が甘すぎる場合は、室温にしばらく置いておくと良いようで、6〜8時間後にもう1度試して、最適な甘さに変化したら、その時点で冷蔵後に入れます。
「フェーダーヴァイサー」は、「甘さ」「アルコール」「フルーツ酸」のバランスが取れた、ブドウジュースとワインの中間のような状態で飲むのが理想的のようです。また、この時点でアルコール度数は約5%となっているそうです。
ワインのふたが閉められないために日本への輸出は難しそうですが、ヨーロッパではドイツだけでなくオーストリアやイタリアなどでも味わうことができるそうです。秋にヨーロッパを訪れる際には、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
この記事の筆者:Gena プロフィール
ドイツ在住3年目のライター、ボディポジティブモデル。個人ブログをきっかけに執筆活動を開始し、現在はヨーロッパのモデル事務所に所属しながら、「ヨガジャーナルオンライン」にてエッセイを連載中。学生時代にはアメリカ・ニューヨークにも留学経験あり。日本と欧米における視点の違いに関する情報を発信する。Instagram:@gena_2046