【橋本環奈主演】朝ドラ『おむすび』は“当たり”か!? 魅力的な出演者など見どころを徹底解説【9月30日スタート】

2024年9月30日から放送がスタートする、第111作となる連続テレビ小説『おむすび』。どんな内容のドラマなのか、元テレビ局スタッフが情報をまとめ、見どころや魅力を紹介します。(サムネイル画像出典:『おむすび』公式Xより)

朝ドラで重要な“主人公の両親”——今回は「当たり」か!?

さて、序盤でもっとも注目される出演者が結の両親です。朝ドラは、他の作品よりヒロインと両親の関係が色濃く描かれ、その演出で作品の良し悪しが決まります。設定資料や事前の動画を見る限りでは、今回の両親は「当たり」といっていいでしょう。
 
まず、北村有起哉さん演じる米田聖人は何事にも真っすぐで生真面目な性格。現在は糸島で農業にいそしんでいますが元理容師という変わった経歴の持ち主です。この聖人ですが、とにかく結のことが大好きで心配でしょうがないキャラクター。公開された映像でも、結を思うがあまりに空回りしている様子が見られます。北村さんは、これまでもさまざまな役を演じてきた名優で、『ムショぼけ』(テレビ朝日系)、『たそがれ優作』(BSテレビ東京)など名作を残しています。間違いない表現力を持った俳優で、視聴者を泣かせる演技も得意なので期待大です。
 
そして、麻生久美子さんが演じるのは母親の米田愛子。やさしい笑顔がトレードマークの愛子ですが、実は元ヤンキーという設定です。元ヤンならではの面倒見の良さとコミュ力の高さで活躍し、娘たちの心の内を見抜きサポートしていきます。聖人と愛子のコンビネーションも良さそうで、ドラマを楽しく盛り上げてくれそうです。

おいしそうな「食」の数々も見どころ!

結を取り巻く家族も魅力的ですが、それ以外の登場人物もまた個性豊かです。序盤で登場回数の多い博多ギャル連合(ハギャレン)として、みりちゃむさん、谷藤海咲さん、岡本夏美さん、田村芽実さんが登場。特にみりちゃむさんは、ギャルタレントとしてバラエティ番組でも人気が上がっており、どんな演技を見せるか注目です。

また、長谷川忍さん(シソンヌ)、原口あきまささん、ゴリけんさん、斉藤優さん(パラシュート部隊)と序盤から芸人が多いのもポイント。神戸編でもすでに、内海崇さん(ミルクボーイ)の出演が発表され、芸人たちがどんな演技を見せるのかも見どころです。

そして、ドラマの注目ポイントがおいしそうな食事の数々です。「食」が大きなテーマとなる作品で、結の実家で作られた野菜を中心にさまざまな料理が登場します。郷土料理をはじめ、野菜の意外な食べ方なども披露されるとのことで、登場する料理に注目してみるのもおもしろそうです。

ここまで『おむすび』の魅力を解説しましたが、朝ドラを見る習慣がなかった人でも楽しみやすい作品になっていると感じます。取り上げる題材が人間に欠かせない「食」であり、どんな人でも入口として分かりやすいのがポイント。それに、橋本さんをはじめ登場人物も個性豊かで、平成から令和という近い年代を取り上げいるので若い世代の視聴者でも懐かしみながらドラマを楽しめます。結は栄養士としてどんな成長を遂げていくのか、見守っていきましょう。
 

この記事の筆者:ゆるま 小林
長年にわたってテレビ局でバラエティ番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。

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