西武池袋線「石神井公園駅」には何がある? 味のあるゲーセンにボート池、公園以外も見どころ満載の街
西武池袋線内で、大泉学園駅と練馬高野台駅の間にあるのが「石神井公園駅」。インターネット上では「石神井」で「しゃくじい」と読ませる難読な知名・駅名が時おり話題になりますが、駅を降りた先の街中には何があるのか。この記事で詳しく紹介します!
石神井公園駅と聞いて多くの人がイメージするのは、「
石神井(しゃくじい)」という、初見ではまず読めないであろう字の雰囲気と、「石神井公園というからにはデカい公園があるんだろうな」という2点ではないでしょうか。
実際に歩いてみると、石神井公園は公園自体の環境が優れているだけでなく、スポーツやレクリエーション、自然観察などもできてかなり充実しています。地域の博物館や図書館など施設にも恵まれており、名前通りに公園をコアとした街が広がっていました。また、公園とは反対側の駅北側も、再開発が進んで買い物スポットが複数あるため、生活の利便もいい街といえます。
石神井公園駅の基本情報:家賃相場はいくら?
石神井公園に乗り入れるのは西武池袋線の1線のみで、駅周辺の家賃相場は駅徒歩10分以内、築年数10年以内でワンルームが約7.5万円、1LDKが約11.8万円、2LDKが約14.1万円です(SUUMO、2024年9月16日確認)。西武池袋線の主要駅である池袋駅と比べれば1万円ほど安いですが、隣の大泉学園駅よりは若干お高め。再開発が進んでいることと、大きな公園に近い立地が反映されているのでしょうか。
石神井公園は江戸時代からあった?
「石神井」という地名は、かつてこの地域の村でまつられていた「石神様」という石棒に由来するのでは? など諸説あります。
石神井公園の成り立ちは江戸時代からと非常に古く、当時から自然景観の豊かな景勝地として知られていました。1915年に武蔵野鉄道(後の西武池袋線)が開通すると本格的に公園としての整備が進み、戦後の1959年には東京都立の公園(※一部は区立公園)として開園。現在は地域住民の憩いの場として愛されています。
駅周辺、北側はショッピングモールやスーパーが複数
こちらが石神井公園駅の北口。西武池袋線の高架下はバスロータリーになっています。
駅から高架下に広がるのが複合ショッピングモール「
エミナード石神井公園」。西武グループ運営の駅直結モール「エミオ」を核としており、名前は日本語の「笑み」とフランス語の「プロムナード」を掛け合わせたものだそうです。
施設は複数のブロックに分かれており、スーパーマーケット「
ヨークフーズ」、生活雑貨の「
無印良品」、そのほか飲食店・食料品店・ファッション・雑貨など多数の店舗を備えています。
ブロックは駅と隣接する南北の区域にも広がっており、中にはファッションブランド店や「
カメラのキタムラ」など専門店といった、駅ナカ・駅直結モールとしては珍しいテナントもありました。
石神井周辺の観光案内所も。この街を初めて訪れた人は、ここに足を運んで情報収集するのもよさそうです。
スーパーや商店街も充実
駅を出てすぐの場所にあるのが、駅北口を見下ろすような大きさのタワーマンションの「
石神井公園ピアレス」。
こちらは低層階が複合施設になっており、1階の「
八重洲ブックセンター」支店、地下1階の「
クイーンズ伊勢丹」など、いくつかの店舗が入っています。他には「
練馬区立石神井公園区民交流センター」「
消費生活センター」などもあり、タワーマンション居住者に限らず、市民生活にとって役立つスポットのようです。
石神井公園ピアレスの脇を抜けた先、駅北口から見て北東の方向に伸びるのが「
石神井町二丁目通り商店会」。個人店や学習塾、クリニックなど地元密着の店舗などが並ぶ商店街です。
店先にたくさんの野菜を並べた青果店も元気に営業しており、多くのお客さんが利用していました。こちらの商品は……
なんと、こちらのにんじんがひと山150円! 他のお野菜も安価でお財布に優しい、さながら町民の台所といった雰囲気のお店です。
このほか石神井公園駅の北口には、北口を出て左方向へ進んだ所の「
ライフ石神井公園店」や……
石神井町2丁目通り商店会から先へしばらく歩いた所の「
サミットストア石神井公園店」など、普段使いに便利な量販店も点在。再開発が進んだ駅前だけでなく、その周辺も含めて、さまざまな利用客とニーズに対応できるお買い物スポットが充実しています。