何気なく過ごしている今日も、過去には何かが起きている日です。当時のニュースを振り返ってみましょう。
エヴァ第壱話「使徒、襲来」が放送
29年前の1995年10月4日、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の第壱話「使徒、襲来」が放送されました。
『新世紀エヴァンゲリオン』は、1990年放送のNHKアニメ『ふしぎの海のナディア』などで知名度を上げていた庵野秀明監督によるオリジナル新作。
セカンドインパクトと呼ばれる大災害後の世界を舞台に、巨大な人型兵器である「汎用人型決戦兵器『人造人間エヴァンゲリオン』」のパイロットとなった14歳の少年少女たちと、第3新東京市に襲来する謎の敵である使徒との戦いを描いた近未来SFアニメです。
テレビ東京系列の「夕方アニメ」枠として水曜日の18時30分から放送。エヴァが始まる前は『ミュータント・タートルズ』が2年間放送されていました。
第壱話では、主人公の碇シンジが負傷したヒロインの綾波レイを目の前にして「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ……!」と奮起。エヴァンゲリオン初号機に搭乗し、使徒を撃破しました。
社会現象を巻き起こすほどの大ヒットに
全26話の平均視聴率は7.1%と低調でしたが、ビデオ録画や深夜の再放送により人気が爆発。若い世代から熱狂的な支持を受けて社会現象を巻き起こしました。また、斬新な演出で賛否両論だったラスト2話を作り直して別の結末を描いた「旧劇場版」と呼ばれる『劇場版 新世紀エヴァンゲリオン Air/まごころを君に』が1997年に公開。
さらに2006年には、新たな設定・ストーリーで再構築した『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ全4作の制作を発表。2007年9月に第1作『:序』、2009年6月に第2作『:破』、2012年11月に第3作『:Q』が公開。
そして度重なる公開延期を経て、2021年3月に完結編となる『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が公開されて、劇場鑑賞者数約673万人、興行収入102.8億円という大ヒットを記録。
最初のテレビアニメ第壱話の放送開始から数えて約25年。ついに3度目の最終回を迎えたエヴァの物語は完結しました。
29年前の今日、あなたは何をしていましたか? この機会に、振り返ってみてはいかがでしょうか。
この記事の筆者:石川 カズキ
1984年沖縄県生まれ。筑波大学人間学類卒業後、会社員を経て芸人・作家・コピーライターに。エレキコミック・ラーメンズを輩出した芸能事務所トゥインクル・コーポレーション所属。第60回宣伝会議賞コピーゴールド受賞、LOFT公式YouTubeチャンネル「コントするイシカワくん」シリーズのコント台本・出演、KNBラジオCMコンテスト2020・2023協賛社賞受賞など。お仕事あればお気軽にご連絡ください。AIから仕事を奪うのが目標です。